お盆の【時期、お供え、習わしや盆踊り】について紹介!

最終更新日 2023年8月10日



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1、はじめに


【お盆】は正式には
盂蘭盆会(うらぼんえ)」とか
精霊会(しょうりょうえ)」と
言います。


先祖の霊を自分の家にお迎えし、
供養する行事です。


盂蘭盆会」は仏教で
古くから伝承されている話が
由来とされています。


「お釈迦様」の十大弟子のひとりで
「目健連(もくけんれん)」
という神通力の持ち主が
「地獄で苦しんでいる母親を助けたい」と
「お釈迦様」に相談しました。


「お釈迦様」からは
「僧侶達の修行が明ける
7月15日に供養しなさい」
との答えがありました。


この話のように
「地獄で苦しんでいる死者」を
供養して救うという仏教の風習と
日本古来の「祖先の霊を敬う」行事が
結びついたのが【お盆】
ルーツとされています。


その【お盆】には
一体何をするのでしょうか。


私の毎年の経験や
一般的に行われている
「お盆の習わし・行事」を紹介します。


ぜひ参考にして下さい。



精霊馬と精霊牛
精霊馬と精霊牛

2、お盆の時期とお供え物



(1)【お盆】
本来7月13日~7月16日ですが

「1か月遅れ(月遅れ)」

8月13日~8月16日で
行う事が多いようです。


その理由は「お供えの花」や
「食べ物」が
時期的間に合わす事が難しく、
農作業の関係も
うまく合わす事が出来ないからです。


また、
8月に行う方が「季節感」も合います。


このようなことから
「夏」の大型連休も
8月13日~8月16日の【お盆】
合わせて休む場合が
多くなっています。



(2)お盆のお供え物


①お供え物(初盆の場合も)

・線香・ローソク

・花

・果物

・お菓子
が一般的です。


②お供えの表書き

・御供物

・供物が一般的です。

・名前は姓のみでも大丈夫です。

・同姓が多い場合は、フルネーム

・墨は薄墨でなくても良いです。





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3、お盆の習わし


【お盆】は先祖の霊を自分の家にお迎えし、
供養する行事ですが、
お迎えする前の準備として



(1)8月13日以前にお墓と仏壇の掃除を
普段より丁寧に行います。



(2)8月13日の朝、
仏壇の前に小さなテーブルなどで
盆棚(ぼんだな)」という
先祖をお迎えする食膳を
用意します。


①真菰(まこも)で作ったござを
盆棚」に敷きます。


②「盆棚」の上に、
「野菜、果物、団子、うどん、
素麺、お菓子」などをお供えします。


③きゅうりとなすに
芋殻(いもがら)」の足を付けて
先祖の乗り物を作り
盆棚」にお供えします。



(きゅうりは精霊馬と言われ、
馬のように素早く帰って来るように
お供えします)

(なすは精霊牛と言われ、
牛のようにのんびりと帰って
貰えるようにお供えします)



④盆花として昔から、桔梗、
山百合、ほおずき、みそはぎ
などを供えます。


【お盆】の間中は
「精進料理」をお供えし、
水、お茶、ご飯は1日3回お供えします。


【お盆】の間中は朝と夕方
お参りをします。

果物のお供え





(3)8月13日の夕方に
お墓参り」に行き、お供えし、
迎え火」をたき、お参りします。



(4)お墓参り」から帰ったら
戻ってくる先祖が迷わないように家の前で
迎え火」を焚きます。



(5)「送り火」
私の住んでいる地域では8月15日に
「送り火」を焚き、先祖が帰る足元を照らします。
(8月16日に行う地域もあります。)


京都五山の送り火はこちらからどうぞ



(6)精霊流し
私の住んでいる地域では「送り火」を焚いた後
19時から近所の川で行われる
精霊流し」に行きます。

スーパーなどで惣菜を入れる発泡スチロールに
ろうそくに火を灯した物を流します。

最近では、
残念ながら河川の汚染防止のため
20m位流して回収されます。



(7)初盆(新盆)

①初盆(はつぼん)とは、
故人の四十九日の法要を
過ぎてから初めて迎えるお盆の事です。
新盆(にいぼん)などとも呼ばれます。


②初盆にはお寺で法要を行う場合が多く、
事前準備が必要なので、
お寺との連絡をよく取って
確認することが必要です。


③また、
初盆を迎える家では提灯や灯篭を
掲げます。

これは、一般的には故人との関係が
近い人が準備します。



お墓参り
お墓参り

4、盆踊り


【お盆】のお楽しみ行事と言えば
盆踊り」です。


私が子供の頃は、
神社、保育園、小学校、公園など
近所のあちこちで8月1日頃から
盆踊り」が行われて
太鼓の音がよく聞こえてきましたが
最近は「盆踊り」を
行う場所が少なく寂しい思いです。


盆踊り」のルーツは、
鎌倉時代に
一遍上人(いっぺんしょうにん)」が
広めた「念仏踊り」だと言われています。


さらに室町時代から
江戸時代にかけて庶民の間で
流行った踊りと結びつき
【お盆】の行事になりました。


盆踊り」は【お盆】に帰って来た
「精霊」を慰めると共に一緒に踊り、
交歓して送り出す事が目的で
生きている人にとっては
先祖への感謝と厄払いの意味があります。






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5、おわりに


前節でも紹介しましたが、
私の子供の頃の【お盆】と言えば
盆踊り」です。


近所のあちこちで行われていましたが
一番規模の大きかった小学校で踊りました。


踊る楽しみもありましたが、
お菓子、アイス、ジュースを
貰えるのが楽しみでした。


盆踊り」以外の思い出には
母親の実家に
行った時の事があります。


お墓参り」が夜で
田舎のため周りが真っ暗で
「恐怖」を感じた思い出があります。


「恐怖」と言えば
【お盆】には必ずテレビで
「怪談物」が放送され
「恐怖」を感じた思い出があります。


また私の祖母が海辺の育ちで
【お盆】に海に入ると
「何者かに」足を引っ張られて
海の底に連れていかれると
よく言っていました。


このような思い出と共に
【お盆】には
先祖が帰って来ているということで、
先祖のこともわからないなりに
考えていました。


それが年を重ねるうちに、
祖先に感謝し供養する
思いが強くなってきました。


そこで祖先に
より良い供養が出来ればと思い
【お盆】について紹介しました。


ぜひお役立て下さい。




最後までお読みいただき有難うございます。



参考書籍:PHP研究所発行
知れば納得!
暮らしを楽しむ12ヶ月のしきたり



参考資料:Wikipedia


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