年賀状の【意味・歴史と書き方(文例)・出し方】を紹介

最終更新日 2023年12月5日



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毎年11月の終わりころになると
テレビなどで【年賀状】の印刷や
「年賀はがき」のコマーシャルなど
【年賀状】関係の話題が多くなります。


このように、
12月になると当たり前のように書いて出す
【年賀状】ですが、
何故出すのか?

いつ頃から始まったのか?

書き方は?

出し方は?

知らないで困っている方も
多いのではないかと思います。


【年賀状】は、日本の伝統的な行事で、
決まり事が多いので
【年賀状】について
知っていて決して損はありません。


最後まで読んで頂き
【年賀状】を出す時の
参考にして頂ければ幸いです。


また、
話題のタネ」としても使って下さい。



年賀状
年賀状の始まりは
平安時代


「年の始めのあいさつ」
「年賀」と言いますが、
これを「書状」にしたもの
【年賀状】と言います。


一年に一度お互いの消息を
確認しあう大切なもので、
本来は「年始回り」をすべきなのですが、
遠方で「年始回り」に行けない人に
現在では、
遠近にかかわらず【年賀状】を出して
「新年のあいさつ」
するようになりました。


さらに最近では、
メールや電話などでの
「年始」のあいさつが多くなり、
郵便関係の人には深刻な
「年賀はがき」
売れない原因となっています。


【年賀状】
「年始のあいさつ」をするものなので、
本来は「元日」
届くように出さなければいけないのですが、
「正月三が日」位までに
「届けばよし」とされてうます。







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平安時代の「年の始め」
宮中(皇居の中)で
「新年」歌を詠みあったのが
【年賀状】の始まりだと言われています。


宮中の行事が始まりと言うことで、
由緒正しい所から始まりました。


江戸時代に入り、
武士たちが知り合いに
「新年のあいさつ」
書いた手紙を届けるようになりました。


また、
商人たちも同業者やお得意様に
「新年のあいさつ」を書いた手紙を
届けるようになりました。


「新年のあいさつ」を相手に届けるのは、
それぞれの使用人だったと思いますが、
【年賀状】の原型は、
この頃始まりました。


明治時代に入ると
「年始回り」の変りに
「年賀はがき」を使った
【年賀状】が使われるようになりました。


1886年頃(明治20年)には、
安くて便利に出せる「年賀はがき」
が大変な人気となり、
年末年始の郵便物が飽和状態になった
とのことです。


何んとなく想像はできますが
「大パニック」だった事でしょう。


1899年(明治32年)に
「年賀特別郵便制度」ができ、
現在のように
【年賀状】特別郵便扱いされるように
なりました。


1949年(昭和24年)に
お年玉付き「年賀はがき」が発売され、
誰もが【年賀状】を書くようになりました。


第二次世界大戦が終わって、
わずか4年でまだまだ
物不足だった頃ですが
戦後の復興として、
徐々に復活していきました。


ちなみに、
この時の1等賞は「ミシン」でした。


その後、「電気洗濯機」「タンス」
「ステレオ」「8ミリカメラ」
「電卓」「ラジカセ」「コンパクトカメラ」
「カラーテレビ」
などと変遷し、
2014年には現金になっています。


若い人には、
なじみのない商品が多いと思いますが、
その時々では、
最高にもらってうれしい商品で、
1等賞の賞品は、
その時々を反映しているようです。


ただ現在でも【年賀状】の楽しみのひとつに
「年賀はがき」の抽選がありま


年賀状
1等賞の賞品は、
その時々を反映している


基本的な【年賀状】の書き方です。
(①~⑤の順で書きます)


(1)目上の人に書く場合
(恩師・先輩)


①新年の挨拶

例:謹んで新年のご挨拶を申し上げます。


②昨年のお礼と今年のお願い

例:旧年中は格別のご厚情をいただき心より感謝いたします。
  本年もご指導ご助言のほどよろしくお願い申しあげます。


③現状報告

例:おかげさまで公私ともに順調に過ごしております。


④今年の決意

例:本年はよき報告をお伝えできるよう努力していく所存です。


⑤相手の健康を気遣う言葉

例:寒い日が続きますのでご自愛ください。


⑥日付



(2)友人・知人に書く場合


①新年の挨拶

例:明けましておめでとうございます。


②昨年のお礼と今年のお願い

例:昨年はいろいろと心づかいをいただき
ありがとうございます。
 
:今年も変わらぬお付き合いのほど
よろしくお願いいたします。


③現状報告

例:仕事もプライベートも充実した日々を送っています。


④今年の目標等

例:今年は再会を果たしたいですね


⑤相手の健康を気遣う言葉

お互い健康に気をつけてがんばっていきましょう。


⑥日付



(3)後輩・教え子に書く場合


①新年の挨拶

例:新年おめでとうございます。


②昨年のお礼と今年への期待

例:昨年はいろいろとがんばっていただき
感謝しています。
今年もなお一層の活躍を
期待しています。


③今年の目標等

例:良い年となるようお互いがんばりましょう。


④日付



(4)最後に書き添える言葉は、
小さい文字で手短に書きます。



(5)忌み言葉は、絶対に使わないで下さい。



(6)喪中の場合は、
「寒中見舞い」で新年の挨拶の
変りをします。




(年賀状の文例参考=郵便局のゆうびん.jpより)







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(1)【年賀状】を市内、
市外に分け、
向きを揃えて輪ゴムで「十文字」
に止めます。


①バラバラで投函すると
【年賀状】ではなく
「一般郵便物」として
処理され「元日」より前に届いてしまいます。
(私が経験者です。)


②向きを揃えるのは、
機械で「読み取りやすく」するためです。


③輪ゴムで「十文字」に止めるのは、
郵便局の人が、
ポストから出す時に「取り出しやすく」
するためです。


④輪ゴムで「十文字」に止めることにより
【年賀状】が傷つきにくくなり、
「きれいな状態」で相手に届きます。



(2)【年賀状】を輪ゴムで止める時に
「メモ」で、
「〇〇年年賀状」と書いた物を
はさむと良いでしょう。



(3)明治時代に大変なことがありました。


それを踏まえて郵便局の人が
「一番忙しい時期」なので、
少しでも「負担」になる事を減らしましょう。




【年賀状】は、
お世話になっている人、
親類、友人、知人など
大切な人に出すものです。


だからこそ、
一年の始めくらいは【年賀状】による
「年始のあいさつ」
したいものです。


また、
最近は【年賀状】「表面」、
「裏面」

とも印刷する場合が多いですが、
最後に手書きで一言、
書き加えると「温かみのある」
【年賀状】になるのでは
ないでしょうか。


【年賀状】は時代と共に変遷し、
その時々にあった形の物に
なっています。


【年賀状】離れが
言われている昨今ですが、
【年賀状】
「日本の正月」の伝統行事ですので、
いつまでも続いていくように、
私たちで次の世代に
伝えてしていきたいと思います。








最後まで読んで頂きありがとうございます。
















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