正月の【由来・意味・行事と年始回りのマナー】を紹介!

最終更新日 2023年12月4日





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【正月】と言えば

「初日の出」

「初詣」


「年賀状」

「お年玉」


「初売り」


「おせち料理」


「正月飾り」

など、
人によって思い浮かぶ「言葉」
それぞれあると思います。


また【正月】のイメージも
人それぞれだと思いますが、
一つ言えることは、
日本のあちこちで「おめでとう」の思いが
溢れていることではないでしょうか。


私が子供の頃の【正月】の楽しみは、
「お年玉」をもらう事と
「年賀状」でした。


「お年玉」目当てに、
親について親類をまわった覚えがあります。


「年賀状」は、
特に友達から貰うのが楽しみでした。


大人になってからは逆に
「お年玉」を渡す立場になりましたが、
「ありがとう」
喜んで受け取ってもらえることが
私の喜びになっています。


また、
大人になってからの「年賀状」は、
一年に一回
なかなか会えない人との連絡手段として、
書いています。


大人になってからの
【正月】はおおむね
「寝正月」で無駄な過ごし方を
しているような気がしてなりません。


そこで【正月】をもっと有意義に過ごすため、
【正月】の事を誰に聞かれても困らないように、
「由来・意味・行事」
について紹介します。


最後まで読んでいただき、
楽しく【正月】
過ごしていただければ幸いです。



正月
鏡餅

1年の始まりである【正月】は、
昔から「生き物が生まれ変わる日」
と言われています。


そのため【正月】に神様から
新しい命を授かる
必要があると言われています。


その神様は「年神様」と呼ばれ
【正月】
家々に「幸福」「無病息災」
運んで来てくれると言われています。


よく聞く言葉の「恵方」は、
その年の「年神様」が宿り
最も縁起の良い方角を言います。


恵方の方角に向かって行動すれば
良いことが起こると、
古代中国から伝わっています。


話はそれますが、
「節分」
「恵方巻」を食べるのも
ここから来ていると言われています。


1月1日のことを、
「元旦」「元日」と呼びますが、
「元旦」の意味は1月1日の朝のうち

「元日」の意味は1月1日の一日中となり、、
同じ意味ではありません。


昔から【正月】と言えば、
1月1日から1月3日までの三が日
を指すことが多いです。


そのためか「官公庁」の年末年始の休みも
12月29日~1月3日に決められています。


この三が日の間「年神様」を祀りますので、
炊事・洗濯・掃除などの家事を行わず
静かに過ごすようにします。


特に、
掃除はしないのが良いとされています。


それは「年神様」
掃いて追い出さないためだと
言われています。


また、
静かに過ごすと言うことは
「年神様」に対して
失礼のないようにするためだと
言われています。


主婦の方は休みがないので、
大変だと思いますが
せめて三が日位は休んでみたいものですね。







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(1)門松


①新年を祝って家の前に飾られる
「門松」には、
「年神様」が最初に降りてこられる
依代(よりしろ・対象物)の意味と
玄関先を清めて悪鬼や邪気が家に
入らないようにする意味
があります。


②玄関先に置くのはそのためです。



(2)注連飾り(しめかざり)


「注連飾り」は神様を祀る神聖な場所
であることを示します。


②そのため神社や家の神棚は
年中飾られています。


「注連飾り」で囲った内側を
神域(しんいき・神様が宿る場所)として、
神社の周りやご神体、ご神木などに
張られます。


④家庭で飾る場合は
「古い年の不浄」
祓い清めるため玄関に飾るのが
一般的です。


⑤正月の「注連飾り」は新たな神様を
迎え入れる準備が整ったことを表します。



(3)玉飾り・輪飾り


「玉飾り」は玄関や神棚の下に飾る物で、
注連縄を輪にして結んだ物に
わらを垂らします。


「輪飾り」「玉飾り」
簡素にした物で
水道などに飾ります。



(4)鏡餅


「鏡餅」とは、
元来正月用の丸餅の呼び名で、
丸い形は人の魂、心臓をかたどっていると
考えられてきました。


②鏡が魂を示す神器でもあることから、
「年神様」にお供えして食べると、
新しい生命力が授かると言われています。


「鏡餅」が二段重ねなのは、月(陰)と日(陽)
を重ねて、
福が重なることを願うという
意味が込められています。



(5)正月の生け花


①正月の生け花に必要な物は、
松・竹・梅です。


は1年中葉っぱを落とさないことから
永遠の命を表し縁起が良いことを表します。


は節目が正しく、
まっすぐ伸びることから
純粋を表し縁起が良いことを表します。


は芳香で高潔な花を咲かせることから
縁起の良いことを表します。

正月事始め
輪飾り

4、正月に行う縁起の良いこと

(1)初日の出を拝む


「元日」の日の出を初日の出と言います。


昔は、
一年の始まりである「元日」日の出
特に尊いものとされ拝みました。


特に山や海から昇る日の出に、
ご利益があると言われ
さかんに行われていました。


初日の出を拝むことは厳かで、
清々しい気持ちになり
今年一年も頑張ろうという思いに
させてくれます。



(2)若水迎え

若水とは「元日」の早朝、
初めて汲む水のことです。


水道のなかった時代には、
井戸・泉・川などで若水を汲みました。


したがって、若水迎え
とは「元日」の早朝、
一年で一番最初に汲む水のことを言います。


若水には、
神の力が宿る神聖なものとされ、
これを飲むと若返りができ、
無病息災になると言われています。


現在では、
あまり行われていませんが、
「湧き水」「元日」の早朝に
汲みに行くことを若水としたり
水道の蛇口に
「輪飾り」をつけて
ここから最初に汲む水を
若水としているそうです。


若水は縁起の良いものとされ、
神棚のお供え、
雑煮を作る、
お茶に使うなど
で使われました。


このため若水迎えは、
昔から「元日」の大切な儀式の一つでした。


若水迎えは現在では、
あまり行われなくなりましたが、
水道のなかった時代には、
を確保するのが大変で、
現在以上にを神聖なものとして、
崇められたのではないでしょうか。



(3)初詣


新年に初めて、
神社や寺院などに行き参拝し、
一年の
平穏無事・無病息災・家内安全などの
祈願をすることを初詣と言います。


初詣は本来
「元日」の午前中までに
行くべきなのですが、
最近では
【正月】の参拝客の集計を
1月1日から1月3日までで
行っていることもあってか
「正月三が日」に参拝することを
初詣と言っているようです。


一般的に、
参拝が終わった後は、
お札・お守り・破魔矢・熊手
などを買ったり、
おみくじを引いたりします。


交通機関が整っている現在は、
有名な神社や寺院に参拝に
行くことができますが、
昔は、
地元の「氏神様」などに初詣に行きました。


そもそも初詣は、
地元の「氏神様」などで、
「大晦日」の夜から
寝ずにすごした「年ごもり」から
始まったとされています。






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神社に参拝に行ったときに
「参拝の作法」が掲示されていることが
多いので御覧になっていて
「参拝の作法」をご存じの方も
多いと思いますが、
念のため一般的な「参拝の作法」
以下に書きますので、
ご存じない方は参考に、
ご存じの方は復習の意味で読んでください。


(1)鳥居をくぐる前に一礼する。



(2)拝殿までの参道は真ん中を
歩いてはいけない。
(真ん中は神様の歩く道)




(3)手水所で手と口を清める。


①右手でひしゃくを取り、
水を汲み左手にかける。


②左手にひしゃくを持ち替え、
右手に水をかける。


③右手にひしゃくを持ち替え、
左手で水を受け、口をすすぐ。


④ひしゃくを両手で立てて持ち、
残っている水でひしゃくの柄を洗い清める。



(4)拝殿の前でお賽銭をあげ、
鈴があれば鳴らす。
(お賽銭は投げ入れない)




(5)二回礼をし、二回拍手をし、
お願い事をし、一回礼をする。



※あくまでも一般的な神社の
「参拝の作法」です。


神社によって異なるので注意してください。

正月
初日の出

最近では【正月】
旅行やレジャーなどで過ごすことが
多くなり、
「年始回り」も少なくなっていますが、
それでも、
旧年中にお世話になった人などに
「年始のあいさつ」
するのが一般的です。


そこで「年始」のマナーについて紹介します。


(1)年始のあいさつに伺う時期


①元旦は避け、松の内までに済ませます。


②午前中は避け、
午後1時~午後3時頃を目安にします。


③挨拶はできる限り、
玄関先で済ませます。



(2)服装


①正月なので、ラフな服装はやめて、
スーツやワンピースにします。



(3)年賀の品


①手ぶらでは行けないので、菓子折りなどを
持っていきます。



(4)職場関係の年始のあいさつは、
業界や会社などの
慣例に従いますが、
営業日初日は避け、
1月15日頃までにあいさつを済ませます。



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【正月】には、
ここに書いたこと以外にも、
色々な伝統的な行事があります。


現在までに、そのまま受け継がれたり、
形を変えて受け継がれて来ています。


現在の【正月】は、
一般的には「年末・年始」
大型連休の真っただ中で、
旅行やレジャーに出かけるケースも多く、
家族や親類が揃って【正月】
過ごすことが難しいと思いますが、
【正月】には、できれば、
全員揃って楽しい【正月】
過ごしていただきたいと思います。







最後まで読んで頂きありがとうございます。


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