最終更新日 2024年7月25日
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1、はじめに
努力は
人が見ていないところでするものだ
努力を積み重ねると
人に見えるほどの結果が出る
この名言は
【長嶋茂雄】の口から出たとは思われない
言葉です。
天才と呼ばれる【長嶋茂雄】なので、
努力とはほど遠い人だと
思われていたからです。
しかし実際は
「練習の虫」と言われるほどの
努力を陰でしていました。
それは【長嶋茂雄】には、
「練習を人に見られたくない」
というポリシーがあったからです。
2、素振り
よく知られていることですが、
【長嶋茂雄】は
自宅のトレーニングルームで
部屋を真っ暗にして
素振りを行っていました。
素振りをするときの
空気を切り裂く音によって
スイングの良し悪しを判断していました。
これはいかにも【長嶋茂雄】らしい
感覚での判断で素人には
理解できない事かと思います。
この練習方法は後に、
松井秀喜に伝授されました。
また【長嶋茂雄】は、
バッティングの時に
変化球で体勢を崩されても、
左肩が開かないのでボールに
ついていけると言われていますが、
こういう事も想定して
素振りをしていたのではないでしょうか。
【長嶋茂雄】が
暗闇での素振りを重視しているのは
バッティングの技術面はともかく、
「強い精神や集中力」を作るためだと
言われていました。
また素振りに関するエピソードとして
私の記憶にあるのが
故・星野仙一が、大学の先輩・高田繁から
聞いた話として
数年前にテレビで話していたことです。
名古屋遠征の時、宿泊している旅館で
【長嶋茂雄】を中央にして左右に
黒江透修(ゆろえゆきのぶ・当時巨人ショート)
土井正三(どいしょうぞう・当時巨人セカンド)
が寝ていました。
夜中に突如目を覚ました【長嶋茂雄】が
パンツ1枚で素振りを始めました。
やがて汗が出て、
しぶきが寝ている二人に
かかるようになりましたが
やめる気配がありませんでした。
二人は目が覚めても相手が
【長嶋茂雄】と言うことで
何も言えず、
がまんして寝ていたそうです。
いかにも【長嶋茂雄】らしいエピソードで
いつまでも私の記憶に残っています。
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3、練習の虫
天才と言われる【長嶋茂雄】が
実は練習の虫でした。
【長嶋茂雄】が「練習の虫」と
言われるようになったのは
立教大学が始まりだと言われています。
立教大学の野球部の砂押監督に素質を認められ
大リーグ式の練習方法や猛ノックで
徹底的に鍛えられました。
この猛ノックを受ける所だけですが、
当時の「少年○○」に描かれており
「プロ野球選手」になりたかった
私には刺激となりました。
またバッティングは、
砂押監督から下半身を使って打つ事に
重点を置いて練習するように
指導されました。
素振りも自分の良いフォームを保つためには
欠かせないと、
ひたすら素振りを行ったそうです。
プロ入り後は、
早出練習はほとんどしていなかったと
王貞治が言っていました。
その分、
自宅での練習が激しく
自分が納得できるまで
行ったのではないでしょうか。
4、まとめ
野村克也の名言に
「正しい努力をすれば、
天才でなくても成功できる」
と言う言葉があります。
この言葉通りであれば
【長嶋茂雄】は
正しい努力をしたことになりますが
【長嶋茂雄】の場合は
天才が正しい努力をして
努力を積み重ねて
見えるほどの結果となり
スーパースターになったのでは
ないでしょうか。
スーパースターとして
選手成績も超一流で記録に残っていますが、
派手なプレーやファンサービスで
記憶にも残っています。
これを維持するために、
さらなる
「人が見ていないところでの
努力を積み重ねた」
のではないでしょうか。
そんな【長嶋茂雄】に、
頭が下がる思いです。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
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