長嶋茂雄の名言【管理職は野球ばかでは務まらない】!

最終更新日 2024年8月7日



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1、はじめに


選手ならともかく、
監督とかコーチという管理職は
野球ばかでは務まらない。

株式会社河出書房新社発行
編者:小林信也
発行者:小野寺優
「長嶋茂雄 語録」より引用

この「名言」は1982年の言葉です。


1980年に
「読売巨人軍」の監督を解任され
浪人2年目の言葉です。


解任直後から世界中を駆け巡り
野球だけにとどまらず「スポーツ全般」
親善大使的な活動をしました。


また「現役引退」即「監督就任」となり、
選手で17年、監督で6年の
合計23年間もの間「厳しい勝負の世界」
身を置いてきただけに
「いい息抜き」の時間だったのでしょう。


そんな「勝負の世界」から離れて
時間が過ぎてからの「名言」なので
意味深さを感じます。


そこでこの「名言」がでた
背景から迫っていきます。

プロ野球
解任直後から世界中を駆け巡り
野球だけにとどまらず
「スポーツ全般」の
親善大使的な活動をしました

2、監督解任の背景


1974年に「現役を引退」
監督に就任した1975年は
球団史上初の最下位
という不名誉な記録を
作ってしまいました。


その後1976年、1977年と
セリーグ制覇をしたものの
日本一にはなれず
1978年は2位、
1979年には5位に終わりました。


この年にロッテオリオンズに移籍した
「張本勲」は自分の著書で

「この年は、コーチ陣が
【長嶋茂雄】を見るのではなく
フロントを見て、
コーチ陣のまとまりがなく
チームが間違った方向に進んでいる」

と書いています。


こういう状況で
【長嶋茂雄】孤立
思うようにリーダーシップが
発揮できませんでした。


しかし、
チーム再建の情熱は冷めず、
自ら命名した
「シンデレラボーイ
(巨人の黄金期を知らない世代)
秋季キャンプに集めて
地獄のキャンプを行ないました。


「シンデレラボーイ」と呼ばれたのは
江川卓、西本聖、角三男、藤城和明、
鹿取義隆、山倉和博、中畑清、淡口憲治、
篠塚利夫、松本匡史
平田薫、山本功児、河埜和正他
18人の選手です。


後の「藤田元司監督」黄金時代の
主力選手で
現在でも野球史に残るような
名選手ばかりです。


1980年は彼らを中心に【長嶋茂雄】
一番の理解者「青田昇」
ヘッドコーチに迎え
巻き返しを図ろうとしました。


その矢先「青田昇」「舌禍事件」
発覚し辞任しました。


この頃から
【長嶋茂雄】バッシングが徐々に起こり
V9という黄金時代を築いた
「川上哲治」の復帰を
期待する声も出始めました。


そして1980年のシーズン途中には
「川上哲治」を中心に
時期監督の話がもたれるようになり
シーズンが終わらないのに
【長嶋茂雄】の「解任」
決定しました。


世間では「川上哲治」グループの
陰謀による「解任」だと言われました。


この件により【長嶋茂雄】
「川上哲治」に対して
悪感情を持つようになった
言われています。





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3、監督解任後





この後、
いわゆる「浪人生活」に入りますが
メディアを通して見る【長嶋茂雄】
プロ野球しかも「常勝巨人」
選手、監督での
プレッシャーから解き放たれ
「生き生き」
いかにも充実感のある様子が
うかがえました。


また、浪人中には複数の球団から
監督就任の依頼がありましが、
相変わらずの巨人に対する
強い思いから断り続けました



長嶋茂雄
陰謀と言われる解任劇なのに、
不平不満を言わないのは
いかにも【長嶋茂雄】らしく
「器の大きさ」を感じます




選手ならともかく、
監督とかコーチという管理職は
野球ばかでは務まらない。



この言葉は
自分自身の反省が
よく出ているのではないでしょうか。


選手として全力でプレーする事を
心掛けて
スーパースターとして引退し
そのままいきなり「監督」
という管理職に就いたための
「苦悩」
「反省」
がよく表されています。


また「次のステップ」につながっていく
言葉なのではないでしょうか。



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選手ならともかく、
監督とかコーチという管理職は
野球ばかでは務まらない。



この言葉と同じようなことが
仕事や生活をしていく上でも
あります。


管理職ともなれば
「自分の仕事」だけでは
務まりません。


その反面、
自分の理想を実現することも
できます。




そこで管理職として必要な事として



(1)リーダーシップを発揮する


①仕事やプロジェクトなどの目的を明確にし
部下に理解させる。


②部下が効率よくそれぞれの役目を
発揮できるように指導する。


③時には叱ったり、
激励することが必要です。


④いわゆる「王道」を選ぶ。



(2)部下の育成


①仕事時間の3割を部下の育成に
使うべきだとされています。


②部下を温かい目で見つめ、
公正に扱う。


③個性の強い部下には、
個性にあった仕事をさせる。


④一つ叱ったら、二つ褒める。



(3)先頭に立って仕事をする


①チームワークよく結束して
仕事ができるようにする。


②問題が発生した場合は、
第一に対策を考える。


③部下に積極的に声をかける。


以上のようなことが
必要ではないでしょうか。


このように見ていくと、
「プロ野球の監督、コーチ」
「企業や団体の管理職」

必要な事は同じであります。


これから「管理的」な事をされる方は


選手ならともかく、
監督とかコーチという管理職は
野球ばかでは務まらない。



を思い出して下さい。







最後まで読んで頂きありがとうございます。




参考書籍=株式会社河出書房新社発行
編者:小林信也
発行者:小野寺優
「長嶋茂雄 語録」




参考資料=WiKipedia



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