最終更新日 2024年11月7日
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1、はじめに
【長嶋茂雄】はプロ野球人として
技術力を磨くと共に
「人間力を高める」指導を
してきました。
特に【長嶋茂雄】は
「1000日計画」で入団以来
マンツーマンで指導してきた
「松井秀喜」には
「素振り」指導だけでなく、
「人間力を高める」
指導を徹底していたそうです。
そこで「人間力」とは?
という疑問が出てきます。
何となく解っているように
思えますが「意味は?」と
聞かれると一言では答えられません。
だから「言葉」として伝えるのは
難しいと思います。
そこのところを【長嶋茂雄】は
「言葉」と「態度」で
選手にうまく伝えています。
どのように伝えたのか、
エピソードを紹介しながら
見ていきたいと思います。
2、長嶋茂雄、松井秀喜と人間力
「松井秀喜」がマンツーマンで
【長嶋茂雄】と
「素振り」を中心にした
練習をしていた話は有名ですが
それを周りに気づかせないような
配慮をすると共に
「松井秀喜」に対しては
人前で厳しく当たっていたと
言われています。
だから「松井秀喜」も
【長嶋茂雄】がなぜ自分にだけ
厳しく当たるのか疑問に思っていました。
いいバッティングをしても
決して褒めなかったし
人前では決して「指導」も
しませんでした。
ベンチ内でも意識的に
目を合わせなかったとも
言われています。
あえて人前では距離を置くように
していたのです。
「松井秀喜」がチーム内で
浮いてしまわないための配慮です。
「松井秀喜」のプロ1年目のスタートは、
2軍でした。
1軍スタートだと思い込んでいた
「松井秀喜」はショックを受けますが、
その時【長嶋茂雄】が
「デビューよりも引退した時の
達成感の方が大事」だと
説き納得しました。
全ては「松井秀喜」の「人間力」を
高めるためでした。
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3、巨人主力選手と人間力
巨人の主力選手達も1度は
「長嶋流素振り」の指導を
受けています。
その中に「原辰徳」もいます。
【長嶋茂雄】が充電中の時の話ですが
不調であえいでいた時に、
たまたま「テレビ解説」だった
【長嶋茂雄】に指導を仰ぎました。
快く引き受けましたが、
コーチや「原辰徳」の立場を考え
「秘密厳守」を条件にしました。
またこの時に
「ボールの待ち方」も伝授され
翌日の試合には調子を取り戻し
活躍することが出来ました。
「原辰徳」はこの時の
指導だけでしたが、
たった1度の指導で
調子を取り戻すことができたのは
【長嶋茂雄】の技術的な
指導力と人間性に
あったのではないでしょうか。
直接【長嶋茂雄】から指導や教えを
受けなくても
選手や監督時代に一緒に戦った選手達は
【長嶋茂雄】の後ろ姿から
ファンや練習の大切さ、
マスコミとの接し方を
「言葉」で言われる以上に学ぶ事が出来
【長嶋茂雄】の人間的な
素晴らしさに感化されて
「人間力」を高めていったと
言われています。
4、人間力とチームプレイ
【長嶋茂雄】は
「巨人の4番は球界の4番」と考え
球界の4番が野球界を変えるので
人間的に優れていなければいけないと
考えていました。
「1000日計画」から始まり
【長嶋茂雄】は
「松井秀喜」を球界の4番にするために
一緒に練習をしてきました。
それは「人間力」を高めるための
「修行」という意味合いもありました。
そのために「松井秀喜」には
厳しく接してきました。
また、人間性ということでは
勝利のためにはチームプレイに
徹することの
重要さを知ってもらうために
初めて4番になった時に
あえて送りバントのサインを
出したそうです。
「松井秀喜」も勝利のためなら
自分を犠牲にしてもいいと
思う人間でした。
このような姿勢はメジャーに
行っても喜ばれ
その人間性が評価されました。
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5、あとがき
私たちが仕事をしていく上で
「人間力」と言えば
仕事ができ、リーダーシップがとれ、
人の気持ちがわかり、人の育成ができる人
だと思います。
そう考えると【長嶋茂雄】は
間違いなく「人間力」があります。
だからこそ「人間力を高める」
ことの意義を知っています。
野球選手ではない私たちにとっても
「人間力を高める」
ことは
必要であるという【長嶋茂雄】からの
メッセージと受け止め
日々努力をしていきたいものです。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
参考書籍=こう書房発行・柏秀樹著
「不滅の師弟・絆の物語・長嶋と松井の20年」
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