節分とは?【豆まき、恵方巻、鬼】について紹介!

最終更新日 2024年2月28日


話題のタネ - にほんブログ村





1、はじめに


【節分】と聞くと、
「豆まき」という行事が
頭に思い浮かびます。


私の子供の頃は、
【節分】と言えば
2月3日(実際は年によって変わります)の
「豆まき」が全てでした。


一年に一度だけの短時間の行事ですが、
時期的に行事がないので、
毎年楽しみでした。


家でも「豆まき」を行いましたが、
一番印象に残っているのは、
近所の同級生の家での「豆まき」です。


小さな会社の経営者の家でしたが、
自分の子供を含め10人位を集めて
「豆まき」をしてくれました。


まいてくれるのが、豆だけでなく、
チョコレート、お菓子、ガムなどがあり
毎年楽しみにしていました。


このような【節分】の思い出がありますが、
「豆まき」以外にも行事があります。


そこで【節分】の紹介をします。


最後まで読んで頂き、
「話題のタネ」にしてください。



スポンサード・リンク





2、節分の由来


【節分】は、
かれ目の事です。


文字通り「、夏、秋、冬」の四季の
分かれ目の事で【節分】は、
一年に4回あります。


しかし、
一般的には暦の上では「春」である
「立春」の前日のことを指します。


では何故【節分】
立春の前日なのでしょうか?


「旧暦」では立春が一年で最初の日、
つまり現在の「正月」になります。


【節分】正月の前日なので、
現在の「大晦日」になります。


そこで【節分】には、
「病気や災害」をもたらす
といわれる「鬼」を打ち払い
新しい気持ちで正月を迎えるための儀式が
行われるようになりました。


【節分】の儀式は、古代中国の
「追儺(ツイナ)」
の儀式が由来とされています。


「追儺」は、病気や災害をもたらす
「鬼」
桃の木(悪い鬼を取り締まると中国で言われている)
で作った「弓」と、
(浄化の効果があると中国で言われている)
で作った「矢」で、
打ち払うための儀式です。


「追儺」は、
遣唐使朝廷が中国に派遣した施設 7~9世紀頃
により日本に伝わり、
文武天皇第42代天皇 683年~707年)の在位中に
宮廷行事として行われるようになりました。


また、宮廷内で災害や病気が発生した時にも
行われたという事です。


「豆まき」をするようになったのは
「室町時代(1336年~1573年)」
以降と言われています。
「豆まき」のことを
「魔目(まめ)」
「魔滅(まめ)」
呼んでいました。


これは、京都の鞍馬山に住んでいた「鬼」を退治する時
毘沙門天七福神 の中の一柱・インドの神様
が現れて「豆」「鬼の目に目掛けて投げろ」
教えたと言われているからです。

豆まき用の豆
豆まき用の豆

3、節分にすることは?


(1)豆まきをする


【節分】「豆まき」をする前日に
大豆を一升枡
(いっしょうます・10合分の枡)や
三宝(さんぼう・仏教での三つの宝
≪仏、法、僧)≫の事で下の部分の
3方向に穴が開いたお供えを乗せるための物)
に入れ神棚へ供えます。
(神棚がない時は、
タンスなど頭より上の物に供える)


三宝
三宝




【節分】当日、日暮れまでに豆を炒り、
夜になったら家中の窓やドアを開けて
「豆まき」を始めます。


③豆をまくのは、主人、跡取り、
年男、年女などです。

豆をまき終わった所からすぐに
「鬼」が入らないように閉めます。


何故
豆をまく人が、年男、年女なのでしょうか?


年男、年女は、
「年神様」のご加護を受け
厄払いの効果があるため
言われています。


少し話がそれますが、毎年【節分】
神社や寺院などで年男、年女の有名人が
「豆まき」をする様子がテレビで
映し出されるので
御覧になったことがあると思います。


「豆まき」が終わったら年の数
プラス1個の豆を食べます。


⑤豆を炒るのは、「魔目(まめ)=鬼」
「射る(いる)」という事からと、
もし生だと、拾い忘れた豆から芽がでる
可能性があるからです。


⑥食べる豆の数が年の数プラス1個なのは
翌日の立春で一つ年をとるからです。


⑦まく豆は一般的には、「大豆」ですが
1960年代(昭和30年代)頃から
「落花生」をまくようになりました。


理由として、

・大豆より落花生の方が拾いやすい。

・落花生の方が大豆より高たんぱくだから。

・落花生なら、小さい子供が
間違って食べても
喉に詰まらす心配がない
などからです。


⑧「豆」をまく時の掛け声は、一般的に
外にまく時は「鬼は外!」で
部屋の中にまく時は
「福は内!」となります。





広告






(2)恵方巻を食べる

昔から東海地方や関西地方では、
「恵方巻」と言われる
「太巻き寿司」を食べる風習がありました。


東海地方に本社のある
スーパーやコンビニなどでは
【節分】「恵方巻」を昔から
販売していましたが、
最近では全国に広がり、
大々的に販売されるようになりました。


食べ方は、「恵方」と言われる
その年の「年神様」がいるという
縁起の良い方角を向いて
「太巻き寿司」を一言も話さず、
一気に食べます。


無病息災、家内安全、商売繁盛などを
願うものなのですが、
食べてる途中で話したりすると、
願いが届かなくなるので
絶対に話さないようにしましょう。


【節分】に食べると縁起が良いとされているのが
「恵方巻」以外にも、
「こんにゃく」「そば」などがあります。

恵方巻
恵方巻



(3)柊の木の枝に鰯の頭を刺して家の入口に飾る

「鬼」が鰯の臭いと柊のとげを嫌うため
近寄らないために魔除けとして飾ります。



4、鬼について


昔の人は、季節の節目には、
「災い」が起こると考えていました。


その「災い」というのは「鬼」でした。


人知の及ばないような「病気」「災害」は全て
「鬼」がもたらすと考えていました。


「鬼」の語源として、
「この世のものではない」
「人の目にはうつらない」
もの
「おぬ(居ないという意味)」
言っていました。


そこから「おぬ」から「おに」に変り、
【節分】「鬼」が登場するのです。


5、節分のまとめ


【節分】の行事には色々な「しきたり」
あります。


その「しきたり」を知る事により
間違いを正し、
これからは「しきたり」通りに
【節分】の行事を行い、
目には見えない「鬼」
追い出したいものですね。









最後まで読んで頂きありがとうございます。



株式会社PHP研究所:
「面白くてためになる!
日本のしきたり」を
参考にさせて頂きました。

6、関連記事











にほんブログ村





















コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA