最終更新日 2024年2月28日
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1、はじめに
2月は、「旧暦」で
年末年始に当たる時期です。
日本では「旧正月」と呼んでいますが、
最近ではお祝いをすることが
少なくなっています。
ただ暦の上では「春」で、
「節分」や「立春」の
行事を行います。
まだまだ寒さが厳しい月ですが、
「春一番」(立春を過ぎて初めて吹く強い南風)
も吹き、
【2月】の後半には「春」の便りも伝わる時期で
心なしか「ウキウキ」した月です。
そんな【2月】について紹介しますので、
話題のタネにして下さい。
2、2月の別名
2月の別名:如月(きさらぎ)
如月の由来・意味:「寒」の戻りがあり、
「衣(ころも)」をさらに着込むことから
「衣更着(きぬさらにき)」となり、
これを中国の2月の名前「如月」に
当てはめたとされています。
他にも、日毎に気候が暖かくなることから
「気更来(きさらぎ)」。
草木が生え始める月で
「木更木(きさらぎ)」。
などの説があります。
英語では:February(フェブラリー)
2月の伝統色:黄丹(おうに)
紅花とくちなしで染めた
強いオレンジ色。
中国から伝わった色で、
奈良時代以前から使われていました 。
皇太子が儀式に着る
黄丹袍(おうにのほう)の色です。
3、2月の行事
2月3日頃:節分
1年の穢れを祓う年迎えの習わし
(節分の詳細はこちらからどうぞ)
2月4日頃:立春
暦の上では春を迎える日
(立春の詳細はこちらからどうぞ)
2月最初の午の日:初午(はつうま)
五穀豊穣、商売繁盛を祈願する行事
(初午の詳細はこちらからどうぞ)
2月8日:事始め
次の農事までの物忌みの期間
(事始めの詳細はこちらからどうぞ)
2月上旬:さっぽろ雪まつり
札幌市中央区の大通公園を中心に、
200を超える雪像が展示される
「雪と氷の祭典」
毎年200万人もの観光客が訪れます。
2月11日:建国記念の日
1966年(昭和41年)に
「建国をしのび、国を愛する心を養う日」
として制定された国民の祝日です。
(建国記念の日の詳細は
こちらからどうぞ)
2月14日:バレンタインデー
愛の告白をする日。
元来この日は、迫害を受けて殉教した司祭、
バレンタインの殉教日で
キリスト教の祭日に当たる日です。
2月18日頃:雨水(うすい)
雪や氷が解けて寒暖を繰り返す時期
(雨水の詳細はこちらからどうぞ)
2月下旬~3月中旬頃:梅まつり
古くから伝わる梅を見る習慣。
奈良時代に中国から梅の木が伝わり
貴族を中心に梅の花を
見るようになりました。
その後、
平安時代には盛んに行われるようになり
江戸時代には、
農家で梅干し作りが行われるようになり
庶民にも親しまれるようになりました。
2月29日:うるう年
地球の公転は365日と約5時間48分で、
4年で約1日余ります。
そこで4年に1日設けられるのがうるう日です。
しかし、1年で余る時間が6時間ではないので
微調整のため、
「西暦年が100で割り切れても、
400で割り切れない年はうるう日を設けない」
という決まりがあります。
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4、2月の幸運の神様
(1)方相氏(ほうそうし)
邪気を祓う中国の儀式・追儺(ついな)で
鬼を払う役の神様で
鬼を追い払うことから
「平和」をもたらせてくれる神様です。
(2)波邇夜須毘古神(ハニヤスビコ)
やけどを負った「イザナミ」の死の直前に
大便から生まれた木の神様。
トイレの神様
(3) 埴安媛(ハニヤスヒメ)
やけどを負った「イザナミ」の死の直前に
尿から生まれた水の神様。
女性の美の神様
5、2月が旬の食べ物
(1)野菜類
①ふきのとう
②わらび
③菜の花
④野沢菜
⑤白菜
(2)果物類
①いよかん
②デコポン
③オレンジ
④はっさく
⑤キウイ
(3)魚介類
①白魚
②鯛
③平目
④ふぐ
⑤わかさぎ
6、2月の花と花言葉
梅(うめ):全般・忠実な心、上品
紅・あでやかさ
白・気品
椿(つばき):全般・控えめな愛情
赤・謙虚な美徳
白・完全なる美しさ
ピンク・慎み深い
木瓜(ぼけ):先駆者、指導者
蕗の薹(ふきのとう):愛嬌、仲間、待望
クロッカス:全般・喜び、切望
紫・愛の公開
黄・信頼
雪割草(ゆきわりそう):高貴、信頼、和解
沈丁花(じんちょうげ):不滅、勝利、栄光
マンサク:魔力、呪文、霊感
7、2月の時候の挨拶
(1)書き出し
①晩冬の候
②向春の候
③余寒の候
④梅花の候
⑤暦の上では春ですが、
まだまだ寒い日が続いています。
⑥寒さの厳しい時期、
春の便りが待ち遠しいです。
⑦春一番が吹き、
春の気配を感じる今日この頃です。
(2)結び
①まだまだ余寒は続きそうです。
皆様お元気にお過ごしください。
②季節の変わり目です。
くれぐれもお大事にお過ごし下さい。
③寒い日が続きますが、
お体を大切にして下さい。
④寒さももう少しです。
乗り切りましょう。
⑤まだまだ寒さが残ります。
くれぐれもご自愛ください。
⑥春の訪れを楽しみに待ちながら、
お体に気をつけてお過ごし下さい。
⑦春もすぐそこです。
皆様のご活躍をお祈りいたします。
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8、おわりに
【2月】は、まだまだ寒い日が続き
太平洋側で「大雪」が降る年もあります。
しかし、
その中にも「春」の便りが
伝わってくる時期です。
「三寒四温(さんかんしおん)」という言葉も
この時期によく聞きます。
三寒四温とは:
寒い日が3日続いて
暖かい日が4日続いてまた寒い日に戻ることで
寒さと暖かさを繰り返して
「春」になっていくことです。
寒い日があったり、暖かい日があったりで
体調を崩しやすい時期なので
くれぐれも注意して下さい。
最後まで読んで頂き有難うございます。
参考書籍①:株式会社神宮館発行
暮らしのしきたり12ヶ月
参考書籍②:株式会社主婦と生活社発行
神さまが宿る暮らしのしきたり開運BOOK
参考資料:ウィキペディア
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