【暑中見舞い・残暑見舞い】いざという時に困らないために・出す時期・文例を紹介!

最終更新日 2023年5月29日

目次


1、はじめに



2、暑中見舞いの由来



3、暑中見舞いを出す時期



4、残暑見舞い



5、暑中見舞い文例



6、残暑見舞い文例



7、おわりに



8、関連記事

1、はじめに

【暑中見舞い】は夏の暑い時期に相手のことを
気遣って出す手紙です。

【暑中見舞い】は「年賀状」ほど
出す人は多くはないかと思います。

また最近は「メール」でいつでも連絡が取れるので、
【暑中見舞い】を出す人も
減少傾向にあるのではないでしょうか。

しかし「思いがけず」に【暑中見舞い】
貰ったりすると嬉しいものです。

そこで「メール」にはない
心がこもり温かみのある【暑中見舞い】
出してみてはいかがでしょうか。

【暑中見舞い】について紹介しますので
ぜひ役立てて下さい。

2、暑中見舞いの由来


【暑中見舞い】は1年で一番暑い時期に、
常日頃なかなか会えない大事な人や、
お世話になった人などの
健康を気遣う「あいさつ状」です。

【暑中見舞い】
江戸時代に生まれた習慣と言われています。

そもそもは【暑中見舞い】
始まりは大事な人や、
お世話になった人などへの
「物品の贈答」でした。

それが明治時代に入り
「欧米」から学んだ
「郵便制度」が発達すると
「郵便を利用」しての
「あいさつ状」が主流に
なりました。

【暑中見舞い】として定着したのは
大正時代になってからです。

また1950年から【暑中見舞い】には
「かもめーる」という
専用のはがきが発売されています。

「かもめーる」「年賀状」と同じように
「くじ付き」なのでその楽しみもあります。


3、暑中見舞いを出す時期


【暑中見舞い】を出す時期は

「二十四節気」

「小暑(しょうしょ)」7月7日頃」から

「立秋(りっしゅう)」8月7日頃」の
前日まで


「夏の土用」
(立秋前の約18日間)の期間


「梅雨」明けから
「立秋」の前日まで

上記3つの説がありますが、
一般的には③の時期に
【暑中見舞い】
出す場合が多いようです。

また【暑中見舞い】
「年賀状」と違って
「喪中」であっても
「四十九日の法要」が終わっていれば
出しても問題ないそうです。

4、残暑見舞い


【暑中見舞い】と同じような
「あいさつ状」に
【残暑見舞い】があります。

【残暑見舞い】
「立秋」を過ぎてもまだまだ
暑い日が続きますが

「暦」の上では秋なので

【暑中見舞い】として
出す訳にはいきません。

そこで出すのが【残暑見舞い】です。

何等かの理由で【暑中見舞い】
出せなかった場合に出します。

【残暑見舞い】
「立秋」から
8月31日を目途に出します。

5、暑中見舞い文例

(1)暑中見舞い文例

①暑中お見舞い申し上げます

②日ごとに暑さが増していますが、
いかがお過ごしでしょうか。

③このような気候ですが私どもは、
暑さに負けず元気に過ごしております。

④酷暑はまだまだ続きそうですので、
熱中症には十分注意なさいますよう
ご自愛ください。

⑤令和〇年 盛夏


(2)文例の説明



①お見舞いの挨拶
大きく書く。
最後に句点(。)を付けない。

①の他の例
大暑の候、お変わりなく

ご活躍のこととお喜び申し上げます

・暑中お伺い申しあげます

・盛夏のお伺いを申し上げます


②時候のあいさつ
先方の健康と安否を気遣う言葉

自分が感じているその時々の季節感を書く。
遠方の人に出す場合は、
先方の住んでいる地方の気候に合った表現で書く。

②の他の例

・例年にない酷暑となりましたが、
いかがお過ごしでしょうか。

・今年の暑さは特別でございますので、
くれぐれもご自愛ください。


③自分の近況報告

自分や家族の近況を書く。
エピソードをまじえて書く。


③の他の例

・私どもも、お陰様で元気で過ごしています。

・私どもも、涼を求めて
山や川で夏を楽しんでいます。


④結びのあいさつ
先方の健康を気遣い、
無事を祈る思いやりのある言葉を書く。

④の他の例

・酷暑の折り、
夏バテなどをなさいませんよう
ご自愛ください。

・酷暑はしばらく続くそうですので、
健康に留意されて過ごされますよう
心からお祈り申し上げます。


⑤日付

詳細な日付入れません。


⑤の他の例

・令和〇年 文月

6、残暑見舞い文例

(1)残暑見舞いの文例


①残暑お見舞い申し上げます

②立秋とは名ばかりの暑さが続きますが、
いかがお過ごしでしょうか。

③私どもも、お陰様でつつがなく
過ごしております。

④夏の疲れはこれから出るものと
言われています。
どうぞご自愛のうえお過ごしください。

⑤令和〇年 晩夏



(2)文例の説明



①お見舞いのあいさつ

大きく書く。
最後に句点(。)を付けない。


①の他の例

・残暑お伺い申しあげます


②時候のあいさつと先方の健康と
安否を気遣う言葉

自分が感じているその時々の季節感を書く。
遠方の人に出す場合は、
先方の住んでいる地方の気候に合った
表現で書く。


②の他の例

・夏の疲れが出る頃ですが、
いかがお過ごしでしょうか。

・残暑の厳しい折り、
いかがお過ごしでしょうか。


③自分の近況報告

自分や家族の近況を書く。
エピソードをまじえて書く。


③の他の例

・私どもも、
お陰様で元気で過ごしています。

・私どもも、涼を求めて
山や川で夏を楽しんでまいりました。


④結びのあいさつ

先方の健康を気遣い、
無事を祈る思いやりのある言葉を書く。


④の他の例

・しばらくは暑さが続くようですので、
健康に留意されて過ごされますよう
心からお祈りいたします。

・夏の疲れが出るのもこれからと
言われております。
くれぐれもお体を大事にお過ごしください。


⑤日付

詳細な日付入れません。


⑤の他の例

・令和〇年 立秋

・令和〇年 葉月

7、おわりに


【暑中見舞い】
【残暑見舞い】
「年賀状」と同じで、
いただいたら返すものです。

また【暑中見舞い】
「寒中見舞い」のちょうど反対の時期です。

どちらも厳しい気候の時期に、
相手のことを気遣って出す
「あいさつ状」で
日本人の「心」を表す
「風習」です。

通信技術は発達していますが
【暑中見舞い】
【残暑見舞い】
「風習」は残したいものです。


最後までお読みいただき有難うございます。


参考資料:日本郵便株式会社ホームページ

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