芒種の意味、3つの候とこの時期注意する事を紹介!

6月



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1、はじめに


【芒種】「二十四節気」のひとつで、
毎年6月5日頃になります。


爽やかな初夏から
「梅雨入り」の時期へと
徐々に蒸し暑くなります。


そんな時期にある【芒種】


聞きなれない言葉ですが、
紹介しますので、
ぜひ「話題のタネ」にして下さい。


カエルと睡蓮
カエルと睡蓮

2、芒種の意味


【芒種】「芒」とは「のぎ」とも読み、
イネ科の植物の穂先にある
硬い毛のような物のことで、
【芒種】は稲や麦などの
「穂」のある穀物の種のことをいいます。


【芒種】は一般的には
「田植え」を始める頃とされていますが、
実際にはこれより早い時期から
行われる地域もあります。


かつて田植えは、
豊作を祈願して田んぼの神様を祭り
早乙女という女性たちが
「厄除け」をした後に行われました。


この「田植え」の神事から発生したのが、
「田楽(でんがく)」といわれています。


またこの時期は、
ホタルが見られ、
梅の実が黄ばみ始め、
野原では多くの虫たちが活発に動く頃で、
生命力を感じる時期です。

味噌田楽:
平安時代中期ごろから、農村では、
田植えの時期などに
太鼓の音に合わせて田んぼで踊る風習があり、
これを「田楽舞い」と呼んでいた。
この田楽舞いを生業とする田楽法師が、
いつも白い袴に色付きの上着を着て、
一本棒に乗って踊っていたことから、
その姿が白い豆腐の上に味噌をのせて
串で焼いた豆腐料理と似ていたため、
「味噌田楽」や「田楽」などと
呼ぶようになったといわれる。

味噌田楽について:
農林水産省HPより引用





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3、芒種の3つの候


【芒種】は6月5日頃ですが、
次の節気の「夏至」までの約15日間を
表す場合もあります。


この約15日間を
約5日ごとに三つの候(こう・時期)に分け
気象や動植物の変化を短い言葉で表したものを
七十二候と言います。


三つの候は

①初候(しょこう)


②次候(じこう)



③末候(まっこう)


になります。


また、変化を表す言葉は
中国伝来のものもありますが、
伝来後に日本風に変化したものもあります。


【芒種】の三つの候は以下になります。



①初候:6月5日頃~6月9日頃


この時期を表す言葉:
蟷螂生(かまきりしょうず)

かまきり
かまきり



意味:かまきりが卵からかえる頃


穀物の種をまくこの時期に、
肉食のかまきりが、育ちはじめた
農作物の害虫駆除役になる。




②次候:6月10日頃~6月14日頃


この時期を表す言葉:
腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)

ほたる
ほたる



意味:草の中から蛍が舞い、
光を放ち始める頃


地中の蛹(さなぎ)が羽化して現れる様子を、
昔の人は「朽ちた草が蛍になる」と
言い表しました。




③末候:6月15日頃~6月20日頃


この時期を表す言葉:
梅子黄(うめのみきばむ)


黄色くなった梅



意味:梅の実が黄ばんで熟す頃


梅の実が熟す頃の雨から「梅雨」
呼ぶようになったともいわれています。





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4、芒種の頃注意すること

この時期は「梅雨」で、
洗濯物や布団などが
外干しできなくなる日が多くなります。


洗濯物を乾かすのに効果を発揮するのが
「扇風機」です。


風の流れを作るのが、
乾燥の一番の手助けになります。


また「お風呂場」で換気扇を回しながら
洗濯物に当てると思ったより早く乾く
そうです。




藤の花
藤の花

5、おわりに

【芒種】について紹介しました。


この時期は
「蛍」以外に「あじさいの花」が
色づき始める頃です。


「あじさいの花」を眺めて
「じめじめ、むしむし」を忘れたいものですね。




最後まで読んで頂きありがとうございます。



参考書籍①:株式会社神宮館発行
暮らしのしきたり12ヶ月


参考書籍②:成美堂出版発行
春夏秋冬を楽しむ暮らしの歳時記


参考書籍③:株式会社講談社発行
日本人なら知っておきたいしきたり大全


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