最終更新日 2024年4月12日
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1、はじめに
【小満】(しょうまん)という言葉を
聞いた事がない方も
いらっしゃるかと思います。
【小満】は「二十四節気」の一つで、
毎年5月21日頃にあたります。
陽気が良くなり、万物が成長し、
天地に満ち始める頃です。
そんな【小満】について紹介します。
「話題のタネ」にぜひどうぞ。
![小満の頃のワルナスビ](https://sirotaka.com/wp-content/uploads/2020/03/712e395e2f6e3172efdd932a312d80b2.jpeg)
2、小満とは
【小満】とは、
気候が良くなり
「野山の草木に栄養が満ち足りて
緑が色濃くなり成長する時期」という意味で
その満ちるから【小満】と言われています。
「農家」にとっては、秋に撒いたた種が
穂をつけ、実り始め収穫する時期になります。
それを見て「小さい満足」が
できる時期であります。
「農家」にとって、1年の内で数少ない
「ほっと一安心」できる時期です。
季節としては「初夏」になり、
「梅雨入り」前で
過ごしやすい日もありますが
天候不順の日があったりして
「梅雨の走り」を感じる時期
でもあります。
そこで本格的に
「梅雨入り」前の準備を
始める時期でもあります。
また「衣替え」の直前なので
準備を忘れずにしましょう。
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3、小満の三つの候
【小満】は毎年5月21日頃で
2024年は5月20日(月)
になります。
次の節気の「芒種」の前日までの約15日間を
表す場合もあります。
この約15日間を
約5日ごとに三つの候(こう・時期)に分け
気象や動植物の変化を短い言葉で表したものを
七十二候と言います。
また、変化を表す言葉は
中国伝来のものもありますが、
伝来後に日本風に変化したものもあります。
三つの候は
①初候(しょこう)
②次候(じこう)
③末候(まっこう)
になります。
【小満】の三つの候は以下になります。
①初候:5月21日頃~25日頃
この時期を表す言葉:
蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)
![](https://sirotaka.com/wp-content/uploads/2022/02/繭.jpeg)
意味:蚕が桑の葉を盛んに食べ始める頃
最近ではほとんどなくなりましたが
かつては絹の原料となる「養蚕(ようさん)」が
農家でさかんに行われていた時代がありました。
その「養蚕」のスタートとなる
孵化した「蚕(かいこ)」が
桑の葉を食べて成長し始める時期です。
②次候:5月26日頃~30日頃
この時期を表す言葉:
紅花栄(べにばなさかう)
![](https://sirotaka.com/wp-content/uploads/2022/02/紅花.jpeg)
意味:顔料(着色に使う)の
材料として使う
「紅花」が開花し始める時期です。
紅花の種子からは「紅花油」
という油が採取できます。
また現在でも「口紅」の
原料として使用しています。
③末候:5月31日頃~6月4日頃
この時期を表す言葉:
麦秋至(むぎのときいたる)
![](https://sirotaka.com/wp-content/uploads/2022/02/麦.jpeg)
意味:
秋に撒いた麦が実り収穫の時期になります。
秋は実りの時を意味し、麦秋(ばくしゅう)は、
夏の季語とされています。
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4、小満の頃が旬の食べ物
【小満】の時期に旬となる物を食べ
季節を感じるのもいいですね。
そこでこの時期が旬の食べ物を紹介します。
①秋に撒いた麦の収穫時期で
ダイエットに効果があると言われる
麦ごはんがおいしく食べる事ができます。
②アスパラガスを茹でてマヨネーズを
かけて食べることが私は好きです。
疲労回復に効果があると言われています。
③そら豆が旬で
「そら豆ごはん」がおすすめです。
若返りの野菜とも言われています。
③琵琶の出荷のピークで
実は皮をむいて食べます。
特に葉は薬用として使用されています。
![小満・雨の紫陽花](https://sirotaka.com/wp-content/uploads/2020/03/7a8b4830bdebc578afd283134ab905de-1.jpeg)
5、小満の頃に注意すること
*溶連菌感染症:
溶連菌感染症:
子どもがかかりやすく、発疹が出る感染症です。
感染経路は、
発症者もしくは保菌者
(特に鼻咽頭部に保菌している者)由来の
飛沫による飛沫感染と濃厚な直接接触による
接触感染です。
物品を介した間接接触による感染はまれですが、
患者、保菌者由来の口腔、
もしくは鼻腔由来の体液が明らかに付着している
物品では注意が必要です。
予防のためのワクチンはまだ実用化されていません。
予防には、手洗い、咳エチケットなどが有効です。
ゴールデンウイーク明けから患者数が急増し、
5月~6月にかけて1年で最も
患者数が多くなる時期を迎えます。
https://kansensho.jp/ より引用
![小満](https://sirotaka.com/wp-content/uploads/2022/04/小満.jpeg)
6、おわりに
情報の少ない昔は
【小満】が農家にとって
「大事な目安」だったのです。
それと同時にほんの一瞬ですが一息つける
貴重な時期でもありました。
この時期は、
大きな行事はありませんが、
各地の稲荷神社では、
五穀豊穣、商売繁盛を
祈願するお祭りが行われます。
梅雨入り前の気候の良い時期なので、
お祭りに出かけてみては
いかがでしょうか。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
参考資料=WiKipedia
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