建国記念の日とは【歴史や主な国の呼び名も紹介】話題のタネに!

最終更新日 2024年2月28日





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1、はじめに


毎年2月11日は【建国記念の日】です。


「古事記」には、
初代の天皇とされる
「神武天皇(じんむてんのう)」
即位した日と記されています。


神武天皇から
今上天皇※(きんじょうてんのう)まで、
126代受け継がれています。


この日は、第二次世界大戦までは
「紀元節(きげんせつ)」と呼ばれ、
国の誕生日とされてきました。


そのような「国の誕生日」の
【建国記念の日】とはどんな日なのか
以下に紹介しますので、
話題のタネにして下さい。


※今上天皇とは:
現在の天皇を指す呼び方



祝日
「建国をしのび、国をあいする心を養う日」
と国民の祝日に関する法律で
定められた祝日です

2、建国記念とは


日本の建国の日は、
明らかではありませんが、
「建国をしのび、国をあいする心を養う日」
と国民の祝日に関する法律で
定められた祝日です。


明治時代に、
日本の始まりを祝う日を
望む声が高まりました。


その時定められたのが、
「紀元節」です。


日本書紀に、
神武天皇「旧暦」の1月1日に
大和の国(現・奈良県)
橿原宮(かしはらのみや
)で
即位した日と記されているのを



3、主な国の建国記念日


主な国の建国記念日











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4、建国記念の日の歴史


1873年(明治6年)10月14日に、
神武天皇即位の日を新暦に換算して、
2月11日に固定
しました。


名称も
「神武天皇即位日」から
「紀元節」に変更されました。


その後、
第二次世界大戦終結までは、
年間で最も重視される祝日の一つ
になりました。


第二次世界大戦後、
世論調査で「建国記念日」とする
意見が極めて多かったのですが、

① 第二次世界大戦中、
「健国祭」として
国威高揚として利用された。


②神武天皇の建国説は神話で、
歴史的根拠が乏しい


③連合国による占領下にあったため、
進駐軍への配慮

などの理由で、見送られました。


日本の独立後の1952年(昭和27年)
頃から「建国記念日」復活の論争が
ありましたが、
賛否両論あり前へ進みませんでした。


結局、
1966年(昭和41年)に、
「敬老の日」
「体育の日」(現スポーツの日)
抱き合わせで、
【建国記念の日】
国民の祝日に追加されました。




建国記念の日イメージ
1966年(昭和41年)に、【建国記念の日】
国民の祝日に追加されました

5、おわりに


【建国記念の日】は、
祝日としての国の行事はありませんが、
各地の神社などで、
「紀元節祭」が行われます。


また、
地方自治体などでは、
独自の行事を行う所もあります。


【建国記念の日】 は、
「古事記」「日本書紀」などとも
深く関わりのある日で、
日本人の原点である日でもあります。


そこで、
2月11日の 【建国記念の日】 には、
日本の成り立ちなどを
調べてみるのも、
いいのではないでしょうか。




最後まで読んで頂きありがとうございます。



参考書籍①:株式会社あさ出版発行
日本の暦と生きるていねいな暮らし


参考書籍②:株式会社創元社発行
年中行事読本


参考書籍③:株式会社学研プラス発行
365日、暮らしとこよみ


参考資料:ウィキペディア


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雨水とは【意味や三つの候、この時期に注意すること】を紹介!

カンヒザクラ

最終更新日 2024年2月28日




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1、はじめに



毎年2月19日頃に「二十四節気」の一つの
【雨水(うすい)】があります。


【雨水】の意味は
「雪が雨になり、
雪が解けてせせらぎになる」

です。


草や木に新芽が出始める頃で、
春の息吹に触れる頃です。


【雨水】は昔から
農作業に取り掛かる
一つの目安の時期です。


「春一番」が吹くのもこの頃で、
春の便りが聞かれるようになります。


しかし「三寒四温」と言われるように
寒い日が三日続いた後に、
暖かい日が四日続く
という
不安定な気候が繰り返される頃です。


そんな【雨水】について紹介します。


ぜひ「話題のタネ」の一つにして下さい。


2月雨水
梅にメジロ


2、雨水の時期の特徴



冷たい雨から暖かい雨に
変わり始める頃です。


野や山に積もっていた雪が
少しずつ解け始め、
雪解け水として大地に潤いを与えます。


本当の意味での暖かい春は
これからですが、
乾燥していた空気も
少しずつ湿気を帯びるようになります。


また【雨水】「ひな人形」を飾ると
良縁 に恵まれると言われています。


これは、
かつて 「ひな祭り」は、
水に関係のある行事だったからです。

雪から雨に
雪が雨になります

3、雨水の三つの候


【雨水】は2月19日頃の1日を
指す場合もありますが、
次の二十四節気の
「啓蟄 (けいちつ)」の前日までの
約15日間を指す場合にも使われます。


その約15日間を3つの候(こう・時期)に分けて
気象や動植物の変化を短い言葉で表すと
季節の移り変わりがよくわかります。
七十二候



3つの候は
「初候」
「次候」
「末候」になります。


このを表す言葉は
中国伝来のものもありますが、
日本に伝わった後、
変化したものもあります。


【雨水】の3つは以下になります。



(1)初候(しょこう):2月19日頃~2月23日頃


この時期を表す言葉
土脉潤起 (つちのしょううるおいおこる)


意味:雪が春の雨になり、大地が潤い始める頃です。
」は「脈」のことで、山や川が筋だって
続く様子を表します。

小川
小川




(2)次候(じこう):2月24日頃~2月28日頃


この時期を表す言葉
霞始靆(かすみはじめてたなびく)



意味:空気中の細かな水滴やチリが増え、
春霞(はるがすみ)がたなびき始める頃です。
春の霞んだ月をおぼろ月と言います。

おぼろ月
おぼろ月





(3)末候(まっこう):3月1日頃~3月4日頃


この時期を表す言葉
草木萌動(そうもくめばえいずる)



意味:暖かい日差しに誘われるように
草や木の芽が出始めるころ。
草や木の芽が萌え出すことを
「草萌え(くさもえ)」と言います。

草萌え
草萌え











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4、雨水の時期に注意すること


(1)感染症


「大寒」の頃と同じで
インフルエンザ、ノロウィルスに
注意が必要です。



(2)ヒートショック


①ヒートショックとは

・春とはいえまだまだ寒い日があり、
真冬ほどではありませんが
外と屋内の急激な温度差が原因で、
血圧が上下に大きく変動することによって
発生する健康障害
のことです。


②ヒートショックに対する注意

・入浴時に一番発生しやすいので、
浴室と脱衣所の温度差を少なくして、
ぬるめのお湯で長湯をしないようにする。

・暖かい家の中から
寒い外へ出る時の温度差に注意。

・暖房のきいた部屋から
風呂やトイレに行く時の温度差に注意。


③健康を保つには

・規則正しい生活と食事、
十分な睡眠、適度な運動が
やはり基本になります。










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5、おわりに


【雨水】の頃は、
本格的な「春」に向かうので
「ウキウキ」した気持ちもありますが、
気候の変動も激しいので
体調管理が難しい頃でもあります。


また、私と同じ「花粉症」の人は
苦しいシーズンの始まりですが、
しっかり対策をして乗り切りましょう。


そのためには、当たり前のことですが、
規則正しい生活、
バランスの良い食事、
適度な運動、
十分な睡眠が必要ではないでしょうか。






最後まで読んで頂き有難うございます。


参考書籍①:株式会社講談社発行
図解 日本人なら知っておきたいしきたり大全


参考書籍②:株式会社神宮館発行
暮らしのしきたり12ヶ月


参考資料:ウィキペディア



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事始めの【由来、行事、物への感謝の針供養】について紹介!

富士山と桜

最終更新日 2024年2月28日


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1、はじめに


お正月を挟んだ、
12月8日と2月8日の二日を
「事八日」といいます。


このうちのどちらかを【事始め】とし、
もう一方を【事納め】としています。


この場合の「事」とは、
神事や農事を表す言葉です。


この「事」正月に行われる神事ならば
12月8日が【事始め】になり、
2月8日が【事納め】になります。


また「事」農事ならば
2月8日が 【事始め】 になり、
12月8日が 【事納め】 になります。


全国的に統一された行事では
ないので、聞きなれない言葉ですが、
ここに紹介します。


ぜひ話題のタネにして下さい。





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2、事始めの由来



【事始め】は2月8日にしても、
12月8日にしても「物忌み※」の日に
あたります。




この日は、
徘徊する魔物たちを退治や、
歓迎することや
針を使うことが戒められてきました。


2月8日を【事始め】にする説は諸説ありますが、

「武御雷(たけみかづち)の神※2」
2月8日に出陣し、
12月8日に帰陣したことからとの
説が有力です。



②農作業の準備が2月から始まり、
12月に農作業の神事が終わると言う説
などがあります。

反対に12月8日を【事始め】として、
2月を【事納め】とするのは、
「事」が「正月」に関する行事と
考えるからです。

また、12月8日から2月8日までは
収穫が終わり、次の農事が始まるまでの
「物忌み」の期間とされています。




車の運転は初心者
車の運転始めます




3、事始めの行事



【事始め】には日本各地で
様々な行事が行われます。



(1)一つ目小僧

疫病神が家を訪れて悪さをするので、
籠やざるなど細かい目の道具を玄関に置いて
侵入を防ぐ



(2)【事納め】には
「ハリセンボン」という魚が
やってくる日とされ、
浜辺に打ち上げられた
「ハリセンボン」を拾い
厄除けとする習わし



(3)わらで大きなムカデや草履を作り
隣の地区との境界線に飾り
厄除けをする習わし

などがあります。



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4、針供養



針供養
針供養


2月8日と12月8日は【針供養】
日でもあります。


(1)針供養とは


裁縫が上手になることと、
ケガをしないことを願って

豆腐やこんにゃくなどの柔らかい物に、
古くなったり、折れたりした針を刺して、
神棚に供えたり、川に流したりします



②地域によっては、2月8日と12月8日の両日
行う所もあれば
どちらか一方の所もあります。


③この日は針の仕事で
使われている針を休め
裁縫の仕事を休む日になっています。



(2)針仕事の減少


①最近では家庭での針仕事を行う機会が減り
針供養を見かける機会も
少なくなりましたが、
服飾関係の現場では今でも
針供養が行われています。




(3)日本各地の針供養


①北陸地方では「針歳暮(はりせんぼ)」と
呼ばれる行事があり、
この日は針に一切触れずに、
まんじゅうなどを食べたり、
贈ったりする習わしがあります。


②長野県では針を豆腐に刺し、
神棚にあげたり
縁の下に投げ入れたりする
習わしがあります。







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5、おわりに


【事始め】の日は、
各地で様々な行事が行われて、
その意味の捉え方が異なりますが、
生活していく上で基になる
大切な日です。


そんなことを考えながら
【事始め】
一日を過ごしたいものです。







最後まで読んで頂き有難うございます。


参考書籍:株式会社神宮館発行
暮らしのしきたり12ヶ月


参考資料:ウィキペディア





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初午の【由来、意味、食べ物(稲荷ずし)】の紹介!

野菜の稲荷ずし

最終更新日 2024年6月7日


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1、はじめに



2月最初の【午(うま)の日】
【初午】といいます。

2024年は2月12日(月)になります。

この日は古くから「稲荷神社」に参拝する日です。


そこで、何故?の日に
「稲荷神社」に参拝するのか
紹介しますので
話題のタネの一つにして下さい。




稲荷
狐の石像

2、初午の由来


【初午】は京都の「伏見稲荷大社」
祭神(さいじん・祀られている神様)が
奈良時代の711年2月最初の【午の日】
「稲荷山」に祀られたことに由来します。


その後全国の「稲荷神社」
お祭りになりました。


二回目の【午の日】「二の午」

三回目の【午の日】「三の午」
お祭りが行われる場合もあります。

稲荷神社
稲荷神社

3、初午の意味



【初午】の参拝目的は、
「旧暦」を使っていた時代は、
この時期が「農作業」を開始する時期なので、
「五穀豊穣」の祈願が目的でした。


また、
稲がなること(実る)から「いなり」となり
「五穀豊穣」の祈願をする日になりました。


しかし近年では「稲荷神社」
開運・福徳・商売繁盛をもたらせてくれる
神さまとして、
「家内安全・商売繁盛」などを願うお参りが
中心になっています。








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4、初午の食べ物


【初午】の日には、油揚げや油菓子を
お供えしたり食べたりする風習がありますが、
真っ先に頭に浮かぶ食べ物と言えば
「稲荷ずし」です。


では何故「稲荷ずし」なのでしょうか?


それは、稲荷神のお使いである
「キツネ」に関係があります。


昔から「キツネ」の好物は
「ネズミ」とされてきました。


しかし、
仏教の教えで「キツネ」「ネズミ」
食べさせるという殺生が
禁じられていたので、
代替として、
油揚げが供えられる
ようになりました。


このことから「キツネ」の好物は
油揚げと言われるようになり、
これに稲荷神のおかげで
収穫できたお米で作った
酢飯をつめた物が「稲荷ずし」
呼ばれるようになりました。


「稲荷ずし」東日本と西日本では
形が違います



東日本では、
米俵に見立てた俵の形が主流です。


西日本では、
「キツネ」の耳に見立てた
三角形の形が主流です。


日本三大稲荷の一つ
豊川稲荷のある愛知県豊川市は、
「稲荷ずし」発祥の地の一つともいわれ、
豊川稲荷の門前を中心に
豊川市内約100のお店で約300種類の
「稲荷ずし」が楽しめます。


機会があれば食べ比べをしてみては
いかがでしょうか。


豊川いなり寿司で豊川市をもりあげ隊HP
http://www.inari-moriage.com/inaritoha_2014.html



お稲荷さん
お稲荷さん

5、おわりに


【初午】の日は日本各地の稲荷神社で
「初午大祭」が、行われます。


また、農家では秋の収穫の
「豊作祈願」が今でも行われています。


地域や環境によって様々な
行事や習わしがありますが、
1年の中で一番運気が上がる日とされる
【初午】の日には
家内安全、商売繁盛などの
「祈願」をしてみてはいかがでしょうか。






最後まで読んで頂き有難うございます。




参考書籍①:株式会社神宮館発行
暮らしのしきたり12ヶ月


参考書籍②:株式会社主婦と生活社発行
神さまが宿る暮らしのしきたり開運BOOK


参考資料:ウィキペディア





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2月の【別名、行事など盛りだくさん】の話題のタネを紹介!

2月の見出し

最終更新日 2024年2月28日



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1、はじめに


2月は、「旧暦」
年末年始に当たる時期です。


日本では「旧正月」と呼んでいますが、
最近ではお祝いをすることが
少なくなっています。


ただ暦の上では「春」で、
「節分」「立春」
行事を行います。


まだまだ寒さが厳しい月ですが、
「春一番」(立春を過ぎて初めて吹く強い南風)
も吹き、
【2月】の後半には「春」の便りも伝わる時期で
心なしか「ウキウキ」した月です。


そんな【2月】について紹介しますので、
話題のタネにして下さい。







イベリス
イベリス


2、2月の別名


2月の別名:如月(きさらぎ)


如月の由来・意味:「寒」の戻りがあり、
「衣(ころも)」をさらに着込むことから
「衣更着(きぬさらにき)」となり、
これを中国の2月の名前「如月」
当てはめたとされています。


他にも、日毎に気候が暖かくなることから
「気更来(きさらぎ)」


草木が生え始める月で
「木更木(きさらぎ)」


などの説があります。


英語では:February(フェブラリー)


2月の伝統色:黄丹(おうに)
紅花とくちなしで染めた
強いオレンジ色。

黄丹のイメージ色
黄丹のイメージ


中国から伝わった色で、
奈良時代以前から使われていました 。

皇太子が儀式に着る
黄丹袍(おうにのほう)の色です。


3、2月の行事


2月3日頃:節分

1年の穢れを祓う年迎えの習わし

(節分の詳細はこちらからどうぞ)




2月4日頃:立春

暦の上では春を迎える日

(立春の詳細はこちらからどうぞ)



2月最初の午の日:初午(はつうま)

五穀豊穣、商売繁盛を祈願する行事

(初午の詳細はこちらからどうぞ)



2月8日:事始め

次の農事までの物忌みの期間

(事始めの詳細はこちらからどうぞ)



2月上旬:さっぽろ雪まつり

札幌市中央区の大通公園を中心に、
200を超える雪像が展示される
「雪と氷の祭典」
毎年200万人もの観光客が訪れます。



2月11日:建国記念の日

1966年(昭和41年)に
「建国をしのび、国を愛する心を養う日」
として制定された国民の祝日です。

(建国記念の日の詳細は
こちらからどうぞ)




2月14日:バレンタインデー

愛の告白をする日。

元来この日は、迫害を受けて殉教した司祭、
バレンタインの殉教日で
キリスト教の祭日に当たる日です。



2月18日頃:雨水(うすい)

雪や氷が解けて寒暖を繰り返す時期

(雨水の詳細はこちらからどうぞ)



2月下旬~3月中旬頃:梅まつり

古くから伝わる梅を見る習慣。

奈良時代に中国から梅の木が伝わり
貴族を中心に梅の花を
見るようになりました。

その後、
平安時代には盛んに行われるようになり
江戸時代には、
農家で梅干し作りが行われるようになり
庶民にも親しまれるようになりました。



2月29日:うるう年

地球の公転は365日と約5時間48分で、
4年で約1日余ります。

そこで4年に1日設けられるのがうるう日です。

しかし、1年で余る時間が6時間ではないので
微調整のため、
「西暦年が100で割り切れても、
400で割り切れない年はうるう日を設けない」
という決まりがあります。



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(1)方相氏(ほうそうし)


邪気を祓う中国の儀式・追儺(ついな)で
鬼を払う役の神様で
鬼を追い払うことから
「平和」をもたらせてくれる神様です。



(2)波邇夜須毘古神(ハニヤスビコ)


やけどを負った「イザナミ」の死の直前に
大便から生まれた木の神様。

トイレの神様



(3) 埴安媛(ハニヤスヒメ)


やけどを負った「イザナミ」の死の直前に
尿から生まれた水の神様。

女性の美の神様



(1)野菜類

①ふきのとう

②わらび

③菜の花

④野沢菜

⑤白菜



(2)果物類

①いよかん

②デコポン

③オレンジ

④はっさく

⑤キウイ



(3)魚介類

①白魚

②鯛

③平目

④ふぐ

⑤わかさぎ



梅の木


梅(うめ):全般・忠実な心、上品
      紅・あでやかさ
      白・気品

椿
椿


椿(つばき):全般・控えめな愛情
       赤・謙虚な美徳
       白・完全なる美しさ
       ピンク・慎み深い

木瓜
木瓜


木瓜(ぼけ):先駆者、指導者

蕗の薹
蕗の薹


蕗の薹(ふきのとう):愛嬌、仲間、待望

クロッカス
クロッカス


クロッカス:全般・喜び、切望
      紫・愛の公開
      黄・信頼

雪割草
雪割草


雪割草(ゆきわりそう):高貴、信頼、和解

沈丁花
沈丁花


沈丁花(じんちょうげ):不滅、勝利、栄光

マンサク
マンサク


マンサク:魔力、呪文、霊感


(1)書き出し


①晩冬の候


②向春の候


③余寒の候


④梅花の候


⑤暦の上では春ですが、
まだまだ寒い日が続いています。


⑥寒さの厳しい時期、
春の便りが待ち遠しいです。


⑦春一番が吹き、
春の気配を感じる今日この頃です。



(2)結び


①まだまだ余寒は続きそうです。
皆様お元気にお過ごしください。


②季節の変わり目です。
くれぐれもお大事にお過ごし下さい。

③寒い日が続きますが、
お体を大切にして下さい。


④寒さももう少しです。
乗り切りましょう。


⑤まだまだ寒さが残ります。
くれぐれもご自愛ください。


⑥春の訪れを楽しみに待ちながら、
お体に気をつけてお過ごし下さい。


⑦春もすぐそこです。
皆様のご活躍をお祈りいたします。





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【2月】は、まだまだ寒い日が続き
太平洋側で「大雪」が降る年もあります。


しかし、
その中にも「春」の便りが
伝わってくる時期です。


三寒四温(さんかんしおん)」という言葉も
この時期によく聞きます。


三寒四温とは:
寒い日が3日続いて
暖かい日が4日続いてまた寒い日に戻ることで
寒さと暖かさを繰り返して
「春」になっていくことです。


寒い日があったり、暖かい日があったりで
体調を崩しやすい時期なので
くれぐれも注意して下さい。





最後まで読んで頂き有難うございます。


参考書籍①:株式会社神宮館発行
暮らしのしきたり12ヶ月


参考書籍②:株式会社主婦と生活社発行
神さまが宿る暮らしのしきたり開運BOOK


参考資料:ウィキペディア









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立春とは【三つの候、立春大吉、食べ物、挨拶】を紹介!

立春のイメージ梅の花

最終更新日 2024年2月28日



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1、はじめに


テレビなどで今日は「二十四節気」の一つ
「〇〇」ですとよく聞きます。


【立春】「二十四節気」の一つです。


【立春】「暦」の上では、
の始まる日ですが、
毎年「寒さの真っただ中」なので
ピンときません。


ただ何となく明るい響きがあり、
「寒さ」が少しづつやわらぎに近づく
ワクワク感がある言葉です。


そのような【立春】について紹介します。


新しい発見があるかと思いますので、
最後まで読んで下さい。


そして周りの人に教えてあげて下さい。


立春
桜餅とお茶

2、立春とは?


【立春】は、
一年間を地球から見た太陽の位置に合わせて
24の季節区分に分けた
「二十四節気」の一つで、
「旧暦」では、一年の始まりの日になり、
「二十四節気」の始まりの日でもあります。
毎年2月4日頃になります。


【立春】の反対は「立秋」になります。


新暦では1月1日が
一年の始まりですので、
「二十四節気」を1月から数えると
「小寒」(毎年1月6日頃~1月20頃)

「大寒」 (毎年1月20頃~2月3日頃)」
のあとで3番目の「節気」になります。


小寒から大寒までの間を
と呼び1年で最も寒い時期です。


大寒の終わりの日が、
「節分」 になります。


節分の次の日が【立春】になります。


【立春】から次の「節気」
「雨水」(雪から雨に変る日)
の前日までの間は【立春】と呼びます。


また、【立春】から「立夏」(5月6日頃)
までの間を「春」と呼びます。








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よく「八十八夜」
(茶摘みや農作業を行う上で大切な日)

「二百十日」
(台風の時期で農家にとっては
収穫に影響する)

などと言いますが、

これは【立春】から数えた日で
それぞれ88日目、210日目なります。


よく考えられたことですね。


また、
「今日○○地方で春一番が吹きました」
とテレビなどでよく聞きますが、
これは【立春】が過ぎた後
「最初に吹く南からの強い風」
のことです。


春一番と聞くと風は強いですが、
暖かそうなイメージがあります。


【立春】は、古くから風習や自然現象の
基となる大切な日でありました。

立春のイメージ飾り
立春のイメージ飾り

3、立春の三つの候


【立春】は2月4日頃の1日を
表す場合もありますが、
「二十四節気」を三つの(こう・時期)
に分け気象や動植物の変化を短い言葉で表した
七十二候でも表します。


三つの候
「初侯」「次候」「末候」になります。


このを表す言葉は中国伝来の物もありますが、
日本に伝わってから変化した物もあります。


【立春】の三つのは以下になります。


(1)初候(しょこう)2月4日頃~2月8日頃

この時期を表す言葉:
東風解凍(はるかぜこおりをとく)

意味:春風が霜柱をとかし、ふきのとうが
頭をのぞかせる頃です。

頭をのぞかせるふきのとう
ふきのとう





(2)次候(じこう)2月9日頃~2月13日頃

この時期を表す言葉:
黄鶯睍睆(こうおうけんかんす)

意味:山里で鶯がさえずり始める頃です。

さえずるウグイス
うぐいす





(3)末候(まっこう)2月14日頃~2月18日頃

この時期を表す言葉:
魚上氷(うおこおりをいずる)

意味:春風が湖の氷を薄くし、
元気よく魚がとび上がる頃です。

春を告げる魚ニシン
春告魚



このように見ていくと
季節の移り変わりがわかり
春めいた感じもします。

4、立春大吉


毎年【立春】の頃、神社や寺院などに
行くと立春大吉
という「お札」が貼られているのを
目にします。


この立春大吉という言葉は、
一般的には「厄除け・魔除け」
言われていますが、
旧暦では正月のため
「新年の幸福・無病息災・家内安全」
願う意味があります。


立春大吉は左右対称になっているので、
立春大吉と書いた「お札」を貼ると
表側から見ても、
裏側から見ても同じ
になります。


「鬼」が玄関から入って、
ふと後ろを振り返った時にも
同じように立春大吉と読めるので、
まだ、玄関にも入ってないと勘違いして
「家の中に入らず、玄関から出て行ってしまった」
との話があるそうです。


立春大吉「お札」は、
玄関だけでなく、
神棚や仏壇や鬼門の方角に貼ると
良い
とされています。


神棚や仏壇のない家では、頭より上の
壁などに貼ると良いとされています。


貼る時期は【立春】の日が
良いとされています。


一年中貼り、次の年の【立春】
新しいものと交換します。


立春大吉「お札」は、
自分で作った物でも
良いそうなので、一度作ってみて
「魔除け・家内安全・無病息災」
お願いしてみて下さい。

立春大吉
立春大吉



5、立春の縁起の良い食べ物


【立春】に食べると
縁起が良いとされる物は、

(1)【立春大吉大福】と
呼ばれる大福餅が縁起が良い
と言われています。


(2)【立春大吉餅】は「豆」を
使用した餅です。「豆(まめ)」から
無病息災を願って食べます。


(3)【立春朝生菓子】とは、
朝一番に旬な食材を使用した
上等な生菓子のことで桜餅などがあり
縁起が良いとされています。


(4)【立春大吉豆腐】【立春】の朝一番で
作った豆腐を「魔除け」として食べます。


(5)【立春朝搾り】とは
【立春】の朝搾りたての
お酒を飲むと縁起が良いとされています。


(6)【立春】に直接関係ありませんが、
旬な食べ物として、にしん、イワナ、ふきのとう
などがあります。


【立春】に食べると縁起の良い物は、
自分で作る物が少ないのでお手軽です。







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6、立春の挨拶


旧暦で【立春】が一年始まりと言えども
「年賀状」を出すわけにはいきません。


そこで松の内から節分までの間に
出す季節の手紙に「寒中見舞い」
があります。


「寒中見舞い」節分までに出せなかった
場合は
「余寒見舞い」を出します。


また、【立春】から
雨水(毎年2月19日頃)の前日までの
「時候の挨拶」として一般的に
【立春の候】を使用します。





立春
春のお菓子

7、立春のまとめ

【立春】は、
「始まり」という意味です。


だから【立春】は、
の始まりになります。


まだまだ寒い時期とはいえ、
と聞いただけでほっとします。


確かに【立春】を過ぎると
めいた話題も出て来ますし、
到来を待ちわびる行事が
日本各地で行われます。


昔も今もを待ちわびる思いは
変わらないのですが、
【立春】に対する思いは、
昔の人の方が
強かったのではないでしょうか。


一年の始めの日【立春】を神聖な日と捉え
魔除けや縁起を担ぐ行事や行為をし、
縁起の良い食べ物を口にして
これから始まる一年の無病息災、
家内安全などの願いをする
大切な日だったのでしょう。


【立春】には、昔の人に思いをはせ、
縁起の良いものを食べ充実した一日を
過ごしたいものですね。





最後まで読んで頂きありがとうございます。









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節分とは?【豆まき、恵方巻、鬼】について紹介!

セツブンソウ

最終更新日 2024年2月28日


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1、はじめに


【節分】と聞くと、
「豆まき」という行事が
頭に思い浮かびます。


私の子供の頃は、
【節分】と言えば
2月3日(実際は年によって変わります)の
「豆まき」が全てでした。


一年に一度だけの短時間の行事ですが、
時期的に行事がないので、
毎年楽しみでした。


家でも「豆まき」を行いましたが、
一番印象に残っているのは、
近所の同級生の家での「豆まき」です。


小さな会社の経営者の家でしたが、
自分の子供を含め10人位を集めて
「豆まき」をしてくれました。


まいてくれるのが、豆だけでなく、
チョコレート、お菓子、ガムなどがあり
毎年楽しみにしていました。


このような【節分】の思い出がありますが、
「豆まき」以外にも行事があります。


そこで【節分】の紹介をします。


最後まで読んで頂き、
「話題のタネ」にしてください。



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2、節分の由来


【節分】は、
かれ目の事です。


文字通り「、夏、秋、冬」の四季の
分かれ目の事で【節分】は、
一年に4回あります。


しかし、
一般的には暦の上では「春」である
「立春」の前日のことを指します。


では何故【節分】
立春の前日なのでしょうか?


「旧暦」では立春が一年で最初の日、
つまり現在の「正月」になります。


【節分】正月の前日なので、
現在の「大晦日」になります。


そこで【節分】には、
「病気や災害」をもたらす
といわれる「鬼」を打ち払い
新しい気持ちで正月を迎えるための儀式が
行われるようになりました。


【節分】の儀式は、古代中国の
「追儺(ツイナ)」
の儀式が由来とされています。


「追儺」は、病気や災害をもたらす
「鬼」
桃の木(悪い鬼を取り締まると中国で言われている)
で作った「弓」と、
(浄化の効果があると中国で言われている)
で作った「矢」で、
打ち払うための儀式です。


「追儺」は、
遣唐使朝廷が中国に派遣した施設 7~9世紀頃
により日本に伝わり、
文武天皇第42代天皇 683年~707年)の在位中に
宮廷行事として行われるようになりました。


また、宮廷内で災害や病気が発生した時にも
行われたという事です。


「豆まき」をするようになったのは
「室町時代(1336年~1573年)」
以降と言われています。
「豆まき」のことを
「魔目(まめ)」
「魔滅(まめ)」
呼んでいました。


これは、京都の鞍馬山に住んでいた「鬼」を退治する時
毘沙門天七福神 の中の一柱・インドの神様
が現れて「豆」「鬼の目に目掛けて投げろ」
教えたと言われているからです。

豆まき用の豆
豆まき用の豆

3、節分にすることは?


(1)豆まきをする


【節分】「豆まき」をする前日に
大豆を一升枡
(いっしょうます・10合分の枡)や
三宝(さんぼう・仏教での三つの宝
≪仏、法、僧)≫の事で下の部分の
3方向に穴が開いたお供えを乗せるための物)
に入れ神棚へ供えます。
(神棚がない時は、
タンスなど頭より上の物に供える)


三宝
三宝




【節分】当日、日暮れまでに豆を炒り、
夜になったら家中の窓やドアを開けて
「豆まき」を始めます。


③豆をまくのは、主人、跡取り、
年男、年女などです。

豆をまき終わった所からすぐに
「鬼」が入らないように閉めます。


何故
豆をまく人が、年男、年女なのでしょうか?


年男、年女は、
「年神様」のご加護を受け
厄払いの効果があるため
言われています。


少し話がそれますが、毎年【節分】
神社や寺院などで年男、年女の有名人が
「豆まき」をする様子がテレビで
映し出されるので
御覧になったことがあると思います。


「豆まき」が終わったら年の数
プラス1個の豆を食べます。


⑤豆を炒るのは、「魔目(まめ)=鬼」
「射る(いる)」という事からと、
もし生だと、拾い忘れた豆から芽がでる
可能性があるからです。


⑥食べる豆の数が年の数プラス1個なのは
翌日の立春で一つ年をとるからです。


⑦まく豆は一般的には、「大豆」ですが
1960年代(昭和30年代)頃から
「落花生」をまくようになりました。


理由として、

・大豆より落花生の方が拾いやすい。

・落花生の方が大豆より高たんぱくだから。

・落花生なら、小さい子供が
間違って食べても
喉に詰まらす心配がない
などからです。


⑧「豆」をまく時の掛け声は、一般的に
外にまく時は「鬼は外!」で
部屋の中にまく時は
「福は内!」となります。





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(2)恵方巻を食べる

昔から東海地方や関西地方では、
「恵方巻」と言われる
「太巻き寿司」を食べる風習がありました。


東海地方に本社のある
スーパーやコンビニなどでは
【節分】「恵方巻」を昔から
販売していましたが、
最近では全国に広がり、
大々的に販売されるようになりました。


食べ方は、「恵方」と言われる
その年の「年神様」がいるという
縁起の良い方角を向いて
「太巻き寿司」を一言も話さず、
一気に食べます。


無病息災、家内安全、商売繁盛などを
願うものなのですが、
食べてる途中で話したりすると、
願いが届かなくなるので
絶対に話さないようにしましょう。


【節分】に食べると縁起が良いとされているのが
「恵方巻」以外にも、
「こんにゃく」「そば」などがあります。

恵方巻
恵方巻



(3)柊の木の枝に鰯の頭を刺して家の入口に飾る

「鬼」が鰯の臭いと柊のとげを嫌うため
近寄らないために魔除けとして飾ります。



4、鬼について


昔の人は、季節の節目には、
「災い」が起こると考えていました。


その「災い」というのは「鬼」でした。


人知の及ばないような「病気」「災害」は全て
「鬼」がもたらすと考えていました。


「鬼」の語源として、
「この世のものではない」
「人の目にはうつらない」
もの
「おぬ(居ないという意味)」
言っていました。


そこから「おぬ」から「おに」に変り、
【節分】「鬼」が登場するのです。


5、節分のまとめ


【節分】の行事には色々な「しきたり」
あります。


その「しきたり」を知る事により
間違いを正し、
これからは「しきたり」通りに
【節分】の行事を行い、
目には見えない「鬼」
追い出したいものですね。









最後まで読んで頂きありがとうございます。



株式会社PHP研究所:
「面白くてためになる!
日本のしきたり」を
参考にさせて頂きました。

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