啓蟄とは【意味、三つの候、この時期に注意すること】を紹介!

最終更新日 2024年3月3日





話題のタネ - にほんブログ村














広告














1、はじめに



【啓蟄(けいちつ)】
「二十四節気」の一つで
毎年3月5日頃になります。

2024年の啓蟄は
3月5日(火)です。

 
時期的には「春の草花」が咲き始め、
蝶が舞い始める頃です。


また、一雨ごとに暖かくなるのも
この頃です。


このような時期にある
【啓蟄】について紹介します。


是非とも「話題のタネ」にして下さい。







啓蟄
ミツバチと菜の花

2、啓蟄の意味


【啓蟄】「蟄」の意味は、
虫が土の中にこもることで、
「啓」の意味は、
戸を開くという意味です。


よって【啓蟄】の意味は
気候が暖かくなり、
土の中の虫たちが地上に
這い出てくることです。


冬眠していたヘビやカエルなども
この時期の暖かさに
誘われて地上に現れます。


またこの頃には
「初雷(はつらい)」がとどろき
冬眠中の生き物の目を覚まさせる
といわれるので、
この雷のことを
「虫だしの雷」
「蟄雷(ちつらい)」

と言います。









広告









3、啓蟄の三つの候


「二十四節気」
三つの候(こう・時期)に分け
気象や動植物の変化を
短い言葉で表したものを
七十二候(24×3で72)と
言います。


三つの候は
「初侯(しょこう)」
「次候(じこう)」
「末候(まっこう)」
になります。


この言葉は中国伝来の物もありますが、
日本に伝わってから
変化した物もあります。


【啓蟄】の三つの候は
以下になります。


(1)初侯:3月5日頃~3月9日頃


この時期を表す言葉:
蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)

目覚めたてんとう虫

意味:戸を開いて顔を出すかのように、
冬眠から目覚める全ての生き物が、
暖かい陽ざしに誘われて出てきます。




(2)次候:3月10日頃~3月14日頃


この時期を表す言葉:
桃始笑(ももはじめてさく)

桃の花

意味:桃のつぼみが
笑うように咲き始めます。
(咲くを笑うと表現)




(3)末候:3月15日頃~3月19日頃


この時期を表す言葉:
菜虫化蝶(なむしちょうとなる)

蝶々

意味:さなぎが羽化し、蝶が羽ばたく。
菜の花が咲き春爛漫になる頃。




広告





4、この時期に注意すること


【啓蟄】の頃は、
大気の状態が不安定で
突然雷が鳴り響くことがあります。


雷鳴とは急速に膨張した大気が
音速を超えたときに生じる
巨大なエネルギーの衝撃波です。


古来、雷は神様が鳴らすものと
信じられていました。


そこで、
日本では「神鳴り」
呼ばれてきました。


だから「雷神」が描かれた絵や彫刻は、
太鼓とバチを持っています。


この時期の雷は、
夏の雷ほど激しくありませんが、
雹(ひょう)や大雪を
もたらすことがあるので
油断しないで十分な注意が必要です。









広告









5、おわりに


【啓蟄】という言葉からは
暖かさを感じます。


【啓蟄】の時期を表す言葉には、
三つの候を表す言葉以外に、

①鷹化為鳩(たかけしてはととなる)

意味:鷹のような獰猛な鳥でも、
春のうららかさで、
穏やかな鳩のようになること。



②春眠暁を覚えず
(しゅんみんあかつきをおぼえず)

意味:春の夜は暖かく眠り心地がいいので、
朝が来たことにも気付かない程に
眠ることができるので、
つい寝過ごしてしまう。

などがあります。


この言葉のように、
穏やかな気候のため
眠気に誘われますが、
仕事中や車の運転中に
「ついうっかり、うたた寝」
しないよう注意しましょう。



最後まで読んで頂き有難うございます。



参考書籍①:株式会社神宮館発行
暮らしのしきたり12ヶ月・
うつくしい日本の歳時と年中行事


参考書籍②:成美堂出版発行
春夏秋冬を楽しむ暮らし歳時記


参考書籍③:株式会社講談社発行
図解 日本人なら知っておきたい
しきたり大全


参考資料①:ウィキペディア


参考資料②:goo辞書




6、関連記事














にほんブログ村









PVアクセスランキング にほんブログ村























PVアクセスランキング にほんブログ村










コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA