最終更新日 2024年1月18日
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![](http://image.moshimo.com/af-img/5359/000000073024.jpg)
1、はじめに
【大寒(だいかん)】は
「二十四節気」の一つで、
毎年1月20日頃になります。
寒さがより厳しくなり、
「小寒(しょうかん)」と【大寒】を
合わせた約30日間を
「寒の内」といい、
1年で最も寒い時期になります。
また【大寒】の終わりが「節分」で、
春が近づく時期でもあります。
2024年の大寒は1月20日(土)です。
そのような【大寒】について紹介します。
話題のタネの一つにして下さい。
![大寒](https://sirotaka.com/wp-content/uploads/2020/11/680e203c1f62c78f3deced6205da1e38.jpeg)
2、大寒の時期の特徴
【大寒】は1年で最も寒い時期です。
1年の内でも最低気温になる日が多く
氷点下になる地域も少なくありません。
しかし、自然界からは確実に春の近づきを
感じさせてくれる時期でもあります。
この頃に汲んだ水は「寒の水」と言われ、
寒さと乾燥のため雑菌が少なく
腐りにくくなり、
長期保存に向いているとされ、
「寒仕込み」と言われる酒、醤油、みそなどを
仕込むのに適しています。
また、雑菌が少ないことから、
【大寒】の水を飲むと「お腹が強くなる」
と言われています。
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3、大寒の三つの候
【大寒】は1月20日頃の
1日を言いますが、
「二十四節気」を三つの候(こう・時期)
に分け気象や動植物の変化を
短い言葉で表した七十二候でも表します。
三つの候は
「初侯」「次候」「末候」になります。
この候を表す言葉は
中国伝来の物もありますが、
日本に伝わってから
変化した物もあります。
【大寒】の三つの候は以下になります。
(1)初候(しょこう):
1月20日頃~1月24日頃
この時期を表す言葉:
款冬華(ふきのはなさく)と言います。
![蕗](https://sirotaka.com/wp-content/uploads/2021/12/蕗.jpg)
意味:凍りついた地面に
蕗(ふき)の花が
咲き始める頃です。
1月20日には正月の行事を
全て終わらせる日の
「二十日正月」があります。
また、各地で「七福神」 巡り」が
行われます。
(2)次候(じこう):
1月25日頃~1月29日頃
この時期を表す言葉:
水沢腹堅(みずさわあつくかたし・
さわみずこおりつめる)と言います。
![凍りついた沢](https://sirotaka.com/wp-content/uploads/2021/12/凍る池.jpeg)
意味:沢に氷が厚く張りつめる頃です。
厳冬ならではの風景が見られる頃で、
気温が氷点下になる地域も
この時期に多くなります。
(3)末候(まっこう):
1月30日頃~2月3日頃
この時期を表す言葉:
鶏始乳(にわとりはじめてにゅうす・
にわとりはじめてとやにつく))と
言います。
![にわとり](https://sirotaka.com/wp-content/uploads/2021/12/鶏2.jpeg)
意味:鶏が小屋に入り卵を産みはじめる頃。
鶏は本来冬には卵を産まず、春が近づくと
産むようになります。
2月3日頃の「節分」で寒が終わりになります。
4、大寒の時期に注意すること
(1)感染症に注意
①インフルエンザ
潜伏期間1~4日で、
突然の高熱、頭痛、筋肉痛、関節痛の
症状が表れ、
その後鼻水、咳などの症状が表れます。
感染経路は飛沫感染、接触感染です。
予防は予防接種が有効とされ、
飛沫感染には咳エチケット、
接触感染には手洗いの徹底が重要と
言われています。
②ノロウイルス感染症
感染性の胃腸炎で、
吐き気、おう吐、下痢の症状があります。
予防方法は流水で石鹸を使った
手洗いです。
(2)冬季うつ
最近では、
冬の寒く暗い時期に「冬季うつ」が
発症することがあります。
これは「日照時間が減る」ことで、
脳の神経伝達物質の「セロトニン」の作用が
落ちるからだと言われています。
症状は、朝起きられない、
目覚めても動けない、
集中力がなく無気力、
などです。
改善するのには、午前中の太陽を
浴びることです。
また、規則正しい生活とウォーキング、
リズム運動が脳の刺激になります。
重度の場合は医療機関に相談して下さい。
![大寒](https://sirotaka.com/wp-content/uploads/2020/11/6d09c3bb4489dd84c28b779bcb98e34a.jpeg)
5、おわりに
【大寒】の頃は、
寒さに耐える時期である反面、
もう少しで「立春」で、
春のたよりも聞こえ始める時期です。
そのたよりに
春を待ちわびる思いも強くなります。
それでも、
油断しないで体調管理には十分注意して、
春を心待ちにしたいものです。
最後まで読んで頂き有難うございます。
参考書籍①:株式会社神宮館発行
暮らしのしきたり12ヶ月
参考資料:ウィキペディア
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