【おせち料理】の由来、意味、種類を知り、美味しく楽しいお正月を!

最終更新日 2020年11月16日

目次
1、はじめに

2、おせち料理の由来
3、代表的なおせちと意味
4、おわりに

1、はじめに

お正月のお祝い料理と言えば【おせち料理】です。

【おせち料理】のルーツは「お供え物」ですが、
元々は「祝い膳」といい、
お正月を始めとした、おめでたい席で食べられていました。

その【おせち料理】が、第二次世界大戦後まもなく、
デパートで販売されるようになり、
現在では、インターネットでの販売も増えています。

そこで、進化する【おせち料理】のことをよく知った上で、
美味しい【おせち料理】を楽しみましょう。




2、おせち料理の由来

(1)おせち料理の始まり

【おせち料理】
の始まりは「弥生時代」まで遡ります。
中国から稲作が伝わり、狩猟採集生活から稲作による
定住生活ができるようになりました。

その後中国からは、「暦」も伝わりました。
その「暦」を基に、季節の変わり目ごとに
豊作を神様に感謝し、
「お供え物」をしたのが【おせち料理】の始まり
と言われています。

(暦の詳細はこちらからどうぞ)

その後「平安時代」に入ると、宮中でも「暦」
基にした節目に儀式が行われるようになり、
その場で振舞われたのが
「お節供(おせちく)」という料理でした。

さらに時を経て「江戸時代」になると、
一般庶民にも宮中での儀式が伝えられ、
【おせち料理】が食べられるようになりました。

(2)呼び方の由来

【おせち料理】は、「お節供(おせちく)」を略した物で、
元々は、元旦を含めた五節句に食べる物でしたが、
現在では、重箱に詰めたお正月用の料理だけを、
お節(おせち)」と言うようになりました。

(五節句の詳細はこちらからどうぞ)

(3)重箱に詰める理由

【おせち料理】重箱に詰めるようになったのは、
「江戸時代」の終わりから
「明治時代」の始め頃と言われています。

【おせち料理】重箱に詰める理由
・箱を重ねることは、
「めでたさを重ねる、福を重ねる」につながることから。

・お客様に出しやすい。

・保管に便利。

重箱を重ねる理由
重箱は元来「五段重ね」でした。
1段目から4段目は「料理」を入れ、
5段目は何も入れず空にして、
「年神様」から「福」をもらい、
それを入れるためだと言われています。

重箱は現在では、最高に重ねても4段です。

・呼び方は「一の重、二の重、三の重」と
呼びますが、4段目は「四の重」と呼ばず
「与の重」と呼びます。
これは、「四」が「死」につながり縁起が悪いからです。
・一の重から与の重までの重箱に詰める物が決まっています。
・重箱に詰める種類や数量は奇数が縁起が良いと言われています。

3、代表的なおせちと意味

(1)一の重:祝いの肴料理

①伊達巻
意味:巻物なので、書物につながることから、
学問や文化の繁栄を願う。

②数の子
意味:子宝にめぐまれる。子孫繁栄。
また「数の子」は「にしんの子(卵)」で
「二親(にしん)」の子として、
「二親が健在」に通じて縁起が良い。

③黒豆
意味:(まめ)からまめに生活し、
まめに働けることを願う。

④かまぼこ
意味:紅白を一対とし、紅白でおめでたい。
かまぼこは半円で日の出を表すのでおめでたい。
紅(赤)は魔除け、白は清浄の意味。

⑤田作り(ごまめ)
意味:田作りは鰯で作りますが、
鰯は田んぼや畑の肥料としても使われていたことから
田を作る田作りになり、豊作を願う。

⑥昆布巻き
意味:喜ぶ(よろ昆布・養老昆布)、子生(こぶ)で
繁栄と子宝に恵まれる。

⑦栗きんとん
意味:「勝ち」といわれて縁起が良い。
きんとんは金団と書くので、蓄財につながる。

(2)二の重:魚介類が中心(焼いたもの)

①海老
意味:海老は曲がっているので、
腰が曲がるまで長生きできるようにと。

②鯛(たい)
意味:「めでたい」の語呂合わせ。

③ぶり
意味:ぶりは出世魚と言われていることから、
立身出世を願う。

(3)三の重:山の幸が中心(煮物)

①ごぼう
意味:ごぼう本来の意味は、無病息災。
ごぼうは畑に奥深く根を張ることから、
家や仕事が根付くようにという意味。

②里芋
意味:子芋がたくさんできることから、
子孫繁栄。

③れんこん
意味:穴がたくさん開いて見通しが良いことから、
将来の見通しが良い。

④くわい(水生多年草・茎を食用)
意味:芽が大きいことから、めでたい。
子茎がたくさんできるので、子孫繁栄。

⑤八つ頭(里芋の一種)
意味:頭になって立身出世できるように。
子芋がたくさんできることから、
子孫繁栄。

(4)与の重:酢の物、和え物

①なます
意味:紅白でおめでたく、
お祝いの水引のイメージがあり縁起が良い。
根菜のように根を張るように。

②菊かぶ
意味:菊はめでたく、邪気を祓う。

③ちょろぎ(シソ科の多年生植物)
意味:長老木、長老喜などと書くため、
不老長寿を願う。




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4、おわりに

【おせち料理】は「縁起がよく、おめでたい」
食材を使うのが特徴で、
それを重箱を重ねて詰めることで、
「縁起がよく、おめでたい」ことが重なってほしい
という願いが込められています。

最近では、伝統的な【おせち料理】以外にも、
洋風、中華風といった物が
デパートや、インターネットなどで
販売されています。

【おせち料理】は、今後も進化していくと思いますが、
伝統的な考えは残しつつ、時代の流れに対応し
いつまでも続いて欲しいものです。

最後まで読んで頂き有難うございます。

参考書籍①:株式会社神宮館発行
暮らしのしきたり12ヶ月・うつくしい日本の歳時と年中行事

参考書籍②:株式会社主婦と生活社発行
神さまがやどる暮らしのしきたり開運BOOK

参考資料:ウィキペディア





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