最終更新日 2024年5月1日
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1、はじめに
日本では「旧暦」の10月を
【神無月】(かんなづき)といいます。
現在では「新暦」の10月を表す
言葉になります。
「旧暦」の10月には「全国の神々」が、
出雲に集まるといわれているので
日本各地では神様が留守になり
神の無い月で【神無月】となります。
【神無月】と対になる言葉が
【神在月】(かみありづき)です。
「全国の神々」が集まる出雲では、
神が在る月で【神在月】になります。
何だか「神々しい月」ですね。
そこで【神無月】と
【神在月】について紹介します。
最後まで読んで頂き「ご利益」を!
![](https://sirotaka.com/wp-content/uploads/2022/09/出雲大社.jpeg)
2、神無月の各地
平安時代の初め頃に成立した和歌集の
「古今和歌集」に【神無月】という
「表記」があります。
【神無月】に出雲の地に
「神々」が集まる理由は、
「神有祭」(かみありさい)という
祭りが行われるからです。
【神無月】に
「神様」が留守になる日本各地では、
「留守番」をする「神様」がいます。
「留守番」をする代表的な「神様」は、
「七福神の恵比寿(えびす)様」です。
【神無月】に出雲に集まる「神様」は、
「国津神(くにつかみ)」という日本の国土に
土着する「神様」です。
一方「多くの神々」が
生まれ住んでいるといわれる
「高天原(たかまがはら)」にいる
「天津神(あまつかみ)」は
集まらないとされています。
また日本を代表する
「伊勢神宮」の内宮に祀られている
天照大御神(あまてらすおおみかみ)は
「出雲」には行きません。
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3、神在月の由来
何故「出雲大社」に「八百万の神」が
【神在月】に日本各地から
集まるのでしょうか。
それは「出雲大社」に祀られている
「大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)」
には
たくさんの子供がいて、
その子供達を日本各地に置き、
それぞれに国の管理をさせました。
その子供達が1年に1度「出雲大社」
に戻り、
1年間の報告と来年の農業や
男女の「縁」について話し合う場でした。
やがて日本各地の「八百万の神」も、
集まるようになりました。
![出雲](https://sirotaka.com/wp-content/uploads/2022/09/出雲.jpeg)
4、神在月の神事
【神在月】となる出雲では、
「出雲大社」をはじめに、
多くの神社で
【神在月】の神事が行われます。
(1)神迎祭
(2023年は11月22日)
旧暦10月10日の19時から、
神話で「国譲り」が行われたとさせる
「稲佐浜」で
日本の各地から集まる
「神々」をお迎えする行事です。
その後「出雲大社」で待つ
「大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)」
の所に向かいます。
(2)神在祭
(2023年は11月23日~29日)
①旧暦10月11日の9時から始まります。
農業のこと、
男女の縁結びや
人生に関わる色々なことを
話し合う「神議り(かみはかり)」
が行われます。
11時から
「龍蛇神講大祭(りゅうじんじゃしんこうたいさい)」
が行われます。
これは「神々」の先導役となる「龍蛇神」を
崇拝する人たちのお祭りです。
①「龍」は水難、火難除けの守護神
②「蛇」は土地の災難除けの守護神
この二つが合わさって「龍蛇神」として
信仰されています。
(3)縁結大祭
(2023年は11月27日、29日)
①旧暦10月15日と10月17日の10時から
「御本殿」で行われます。
②大国主神と各地から集まった「神々」に
「良縁」を祈願します。
③事前に申し込みが必要です。
④参列することにより、男女間や人と人との
よりよい「御縁」を呼び込みます。
⑤申し込みは事前に往復はがきで申し込みます。
・本人の名前(1枚につき1名)
・住所
・電話番号
・希望参列日を記入
⑥定員は約2000人で祈祷料は5000円です。
⑦申し込み先=〒699-0701
島根県出雲市大社町杵築東195
出雲大社社務所内 縁結大祭係
電話=0853-53-3100
⑧当日は、午前8時から受付が始まります。
「幸縁むすび祈念絵馬」に願い事などを記入します。
(4)神等去出祭(からさでさい)
(2023年は11月29日)
旧暦10月17日16時から行われる
「神々」が「出雲大社」を去る行事です。
5、おわりに
「出雲大社」といえば
「縁結びの神様」です。
「神在祭」には「良縁」の祈願ため
普段より多くの「善男善女」が
参拝に訪れます。
特に「縁結大祭」には混雑しますが、
よりご利益があると言われています。
事前に申し込みが必要ですが、
「縁結大祭」に「良縁」の
御祈祷をしてみはいかがでしょうか。
最後まで読んで頂き有難うございます。
参考資料①:ウィキペディア
参考資料②:出雲大社HP
参考資料③:出雲観光協会HP
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