最終更新日 2024年6月7日
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1、はじめに
3月は「旧暦」では、
色々な草や木が芽を出し始め、
花が咲く春本番の頃です。
吹く風も徐々に暖かさを増す頃です。
暖かさを増す「嬉しさ」もありますが、
卒業、転勤など
「別れの季節」でもあります。
また、本格的に「花粉」が舞う時期で
「花粉症」の方には
「最もつらい」時期になります。
そんな【3月】について紹介しますので、
話題のタネにして下さい。
2、3月の別名
(1)3月の別名:弥生(やよい)
弥生の由来・意味:
弥生は
「草木弥生月(くさきいやおいづき)」の
略で「草木がいよいよ生い茂る」と
いう意味の「弥生(いやおい)」が
変化した呼び名と言われています。
この他に「桜月(さくらづき)」、
「花見月(はなみづき)」、
「春惜月(はるおしみづき)」などの
異名があります。
(2)英語では:March(マーチ)
(3)3月の伝統色:
赤蘇芳(あかすおう)
蘇芳はまめ科の植物で、
花や実を煎じて染料とし、
これをミョウバンで発色させた色
3、3月の行事
3月1日~3月14日頃:
修二会(しゅうにえ)・(お水取り)
修二会は752年、
東大寺の初代別当(べっとう)の
良弁(ろうべん)僧正の高弟、
実忠(じっちゅう)和尚によって
創始されました。
自分の罪や穢れを懺悔して、
五穀豊穣などを祈願する行事です。
旧暦の2月1日から行われていたので、
修二会と名付けられました。
(修二会(お水取り)の詳細はこちらからどうぞ)
3月3日:上巳の節句(じょうしのせっく)
女の子の成長を祝ってひな人形を飾る行事
(ひな祭り)
(ひな祭りの詳細はこちらからどうぞ)
3月5日頃:啓蟄(けいちつ)
気候が暖かくなり、
虫たちが地上に這い出す頃
(啓蟄の詳細はこちらからどうぞ)
春分に最も近い戊(つちのえ)の日:
社日(しゃにち)「雑節」の一つ。
土地神様に五穀豊穣を祈願・感謝する日
3月8日:みつばちの日
3(みつ)8(ばち)の語呂合わせ
3月9日:ありがとうの日
3(サン)9(キュー)の語呂合わせ
3月10日:砂糖の日
3(さ)10(とう)の語呂合わせ
3月11日:東日本大震災発生の日
2011年3月11日14時26分東北地方太平洋沖を
震源とする地震が発生しました。
たくさんの命が奪われた痛ましい出来事です。
津波の恐ろしさを目の当たりにし、
今後の教訓となる地震で、
風化をさせてはいけない出来事です。
3月14日:ホワイトデー
ホワイトデーの由来は、
3世紀にローマで、恋愛結婚禁止令に背いた
カップルがバレンタイン司祭に救われました。
その結果、バレンタイン司祭は
2月14日に処刑されました。
この救われたカップルが3月14日に
永遠の誓いをしたことに由来しています。
その後、2月14日にチョコレートをもらった男性が、
女性にお返しをする日として
ホワイトデーは誕生しました。
キャンディー、クッキー、マショマロ
などを贈ることが一般的です。
この事から1980年に、日本の菓子業界が
「キャンディーの日」としました。
現在ではお菓子以外の贈り物を
する場合も増えています。
3月21日頃:春分(しゅんぶん)
本格的な春の訪れを感じさせる頃
(春分の日の詳細はこちらからどうぞ)
3月22日:放送記念日
1925年(大正14年)3月22日に
東京放送局(NHKの前身)が
日本で初めてのラジオ放送を行いました。
3月22日頃~4月25日頃:イースター(復活祭)
死後3日後に蘇ったイエス・キリストの復活を祝う日
春分の日以降の、
最初の満月の日の次の日曜日がイースターになり、
キリスト教徒はこの日をクリスマスと同じ位
盛大にお祝いします。
またイースターは、春になって草花が
蘇ることを祝うという意味もあります。
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3月23日:世界気象デー
1950年(昭和25年)世界気象機関条約が
発効されたことを記念して定められました。
毎年テーマを決め、気象の知識や国を超えての
理解を深める日です。
3月25日:電気記念日
1878年(明治11年)3月25日、
中央電信局の開業式後に東京虎ノ門の
工部大学(東京大学工学部の前身)講堂で
開催された祝賀パーティーで、
日本で初めてアーク灯が点灯させた日です。
この日に電灯が灯ったのを
記念して設けられました。
3月26日:犀星忌(さいせいき)
大正時代から昭和時代に活躍した
詩人、小説家の
室生犀星の忌日(きにち・亡くなった日)
になります。
室生犀星の代表作は「愛の詩集」「杏っ子」
「蜜のあわれ」などです。
3月28日:三つ葉の日
3(み)28(つば)の語呂合わせ
3月31日:年度末
学校、事業所などの1年を締める日です。
4、3月の幸運の神様
(1)淡島神(あわしましん)
全国にある淡島神社の祭神で
女性から人気のある女神様。
自らが病気から立ち直った事をきっかけに
女性の味方になりました。
ご利益:子授け、女性特有の病気を治す、
裁縫の上達、良縁、復縁
(2)宗像三女神(むなかたさんじょしん)
スサノオの剣から生まれた三姉妹の神様。
容姿端麗を兼ね備えた
美容を司る水の神様。
ご利益:航海安全、豊漁
5、3月が旬の食べ物
(1)野菜類
①土筆
②セロリ
③山うど
④玉ねぎ
⑤にら
(2)果物類
①はっさく
②甘夏
③キウイ
④デコポン
⑤オレンジ
(3)魚介類
①白魚
②にしん
③サヨリ
④はまぐり
⑤ワカメ
6、3月の時候の挨拶
(1)書き出しの文例
①早春の候
②初春の候
③春分の候
④一雨ごとに暖かさが増してまいりました。
⑤日ごとに春めいてまいりました。
⑥桜の花が待ち遠しい今日この頃です。
⑦春風に乗っておめでたい便りが届きました。
(2)結びの文例
①何かと慌ただしい季節の変わり目ですが、
無理をせずにお体を大切になさって下さい。
②すっかり春めいてまいりましたが、
無理をせず健康には十分ご注意下さい。
③天候の変わりやすい季節です、
風邪などひかれませんようご注意下さい。
④寒さももう一息です。
元気に春を迎えましょう。
⑤巣立ちの季節です。
新しいスタートに心からエールを送ります。
⑥新しい生活が実り多きものになりますよう
お祈り申し上げます。
⑦春の訪れと共に、皆様にお幸せが訪れますよう
お祈り申し上げます。
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7、おわりに
【3月】は、
暖かい日もあれば寒い日もあるので
防寒具や防寒着が必要な日もあれば、
いらない日もあり
気候の変化についていくのが大変で、
体調管理には十分に注意が必要です。
また卒業や転勤などで
何かと物入りの時期でもありますので、
計画的に過ごしたいものです。
最後まで読んで頂き有難うございます。
参考書籍①:株式会社神宮館発行
暮らしのしきたり12ヶ月・
うつくしい日本の歳時と年中行事
参考書籍②:PHP研究所発行
知れば納得!暮らしを楽しむ12ヶ月のしきたり
参考書籍③:成美堂出版発行
春夏秋冬を楽しむ暮らし歳時記
参考資料:ウィキペディア