最終更新日 2024年10月13日
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1、はじめに
【認知症】が進んでいる叔母に、
一日でも早く「施設」に
入所してもらいたいと、
奮戦していましたが、
本人が入所を拒否してなかなか
前へ進みませんでした。
そこでケアマネジャーの経験から、
アドバイスをしてもらいました。
①入所を拒否する理由をしっかり聞く
拒否する理由:
住み慣れた家を離れたくない、
老人ばかりが嫌。
②拒否する理由を取り除く
:デイサービスの利用を増やし、
団体生活に慣れるようにする。
③心の変化を待つ
:ケアマネジャーから、
独り暮らしの危険性を話してもらう。
④ショートステイ、体験入所をする
:ショートステイを繰り返すうちに、
施設の環境に慣れるようにする。
以上の方法で話を進めた結果、
ショートステイや
7泊8日の体験入所までは、
多少問題はありますが、
できるようになりました。
*デイサービスとは:
要介護認定を受けた人が、
自宅での生活を続けていけるように、
機能訓練をしたり、入浴をしたり、
食事をしたり、
レクリエーションをしたりして、
身体機能の維持向上をする所です。
*ショートステイとは:
在宅介護中の人の身体、
症状に合わせて、
介護する人の負担の軽減や、
一時的に在宅介護が出来なくなった時に、
短期間、施設に入所して、
日常生活の援助を受ける事が
できる所です。
65歳以上の「要支援」「要介護」の認定を
受けた人が利用出来
2、施設入所を待つ
2019年12月28日~
2020年1月4日まで、
「指定短期入所生活介護事業所」で
入所体験をしました。
*指定短期入所生活介護事業所とは:
介護保険法令に従い、
利用者が出来る限り自立した生活を
送ることが出来るように、
支援することを目的としています。
利用者が日常生活を送ることに必要な
居室や共同施設等を使用し、
短気入所生活介護を受ける事が
出来る施設です。
1泊2日のショートステイには
慣れてきていましたが、
7泊8日と長いので、
途中で「帰りたい」と言い出さないか
心配でした。
毎晩「介護施設」から
「迎えに来てください」と
連絡が入るのではないかと
心配ばかりしていました。
結果、7泊8日の入所体験が
無事に終わりました。
ただ、2日目までは夜になると
「家に帰りたい」と言ったそうです。
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3、施設入所
7泊8日の入所体験後も、
1泊2日のショートステイは続け、
入所可能な施設をケアマネジャーに
探してもらいました。
その後、
2月6日に「介護老人保健施設」に
入所することが決まりました。
入所前に2回、契約書の作成、
施設内見学、
施設のルール確認のため、
私だけで、施設に行っています。
*介護老人保健施設とは:
介護を必要とする高齢者の自立を支援し、
自宅への復帰を目指すために、
医師の管理下、看護・介護などのケアや、
リハビリ、栄養管理、食事、
入浴などのサービスを行う施設です。
施設を退所した後、
自宅で無理なく過ごすことが
できるように支援する施設です。
また、繰り返し入所できる施設です。
【認知症】の人の場合、
グループホームへの入居待ちの間に、
施設の集団生活に慣れるため、
また現在の身体状態を維持するため、
生活リズムを整えるために
入所する施設です。
利用できるのは、要介護1~5の人。
要介護の認定がなくても
リハビリを必要とする人です。
「介護老人保健施設」に入所する日は、
ケアマネジャー、デイサービスの責任者、
ヘルパーが準備を手伝ってくれました。
私たちが準備をしている時に、
「どこに行くのだろう?」
「何をするのだろう?」と
叔母は不安そうでした。
施設には、経営母体が違いますが、
ケアマネジャーが一緒に
行ってくれました。
施設に着くと、
ケアマネジャーから叔母に
「健康診断」のために来たと
伝えました。
叔母とケアマネジャーが
休憩場所で休んでいる間に、
部屋に荷物を置き、
入所の事務手続きを行いました。
その後、叔母と私は一緒に
「施設長」の内科医の
話を聞きました。
主に治療が必要になった場合の話で、
内科的な病気以外は
「他の病院へ連れて行く必要がある」と
言われました。
終了後、
叔母に「私が帰り、叔母は残る」ことを
伝えましたが、
「一緒に帰る」とも言われずに、
すんなり施設を出ることができました。
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4、おわりに
「介護老人保健施設」には、
自分が考えていたほどの障害もなく、
順調に入所できました。
叔母が「家に帰りたい」と
言い出すのが心配で
1か月位は「面会」を
やめるつもりでいましたが、
「新型コロナウイルス」の影響で、
面会が一切できなくなってしまいました。
その後、施設の生活にも少しづつ慣れて、
グループホームの空きを
待つことになりました。
最後まで読んで頂き有難うございます。