最終更新日 2024年9月11日
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1、はじめに
9月1日は【防災の日】です。
関東大震災が発生した日でもあり、
台風シーズンを迎える時期でもあります。
【防災の日】には、
各地で「防災訓練」が行われます。
私も地域の「防災訓練」に
何度も参加しています。
その時は「防災」について考えますが
普段は考えることがありません。
しかし「災害」は
いつ発生するのかわかりません。
そのためにも特に【防災の日】には
過去の「災害」のことを知り
いつ発生するのかわからない
「災害」に備えましょう。
2、防災の日の由来
関東大震災
1923年(大正12年)
9月1日11時58分に、
伊豆大島付近を震源とする
マグニチュード7.9
震度6の
いわゆる「関東大震災」が
発生しました。
死者約9万人、負傷者約10万人、
全壊家屋約1万4千戸、
破壊消失家屋約68万戸
にも及ぶ被害が発生しました。
【防災の日】は
この未曾有の「大災害」を
教訓として
1960年(昭和35年)に制定されました。
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3、防災の日の目的
(1)防災の日の目的
国民一人一人が常日頃から
地震や台風などの災害に
対する認識を高めて「防災」に対する
心構えを徹底する事が目的です。
【防災の日】には、
災害の発生を未然に防ぎ、
被害があっても最小限にするには、
どのようにしたらよいかを、
家庭、職場、地域などで考える活動を、
するために設けられました。
(2)防災には必要な3要素があります
①一人一人が自ら「防災」に取り組む
「自助」
②同じ地域や身近な人たちが
協力して取り組む
「共助」
③国や地方公共団体が取り組む
「公助」
まずは「自助」に取り組み
自分で自分の身を守る事です。
それが「みんなの無事」に
つながります。
そのためには
・自分の家の安全対策
・外出時に災害に遭った時の
自分の守り方
・災害に遭った時に
生き延びていくための
水や食料の備蓄が必要です。
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4、防災対策
(1)家具類の防災対策
過去の大地震では、
多くの人が倒れた家具類の
下敷きになり被害を受けています。
①家具類
・床面はストッパーで固定。
・天井面はポール式器具で固定。
・ガラスがある場合は飛散防止フィルムを張る。
②本棚
・L字金具やワイヤーなどで壁に固定。
・本が飛び出さないようにする。
③テレビ
・粘着マットを敷いて固定する。
・テレビの裏側をワイヤーなどで
固定する。
④窓ガラス
・飛散防止フィルムを張る。
・可能であれば強化ガラスに替えます。
・カーテンがあれば閉めておくことで、
ガラスの飛散防止になります。
(2)身の回りに備えておきたい物
①懐中電灯
・夜間の停電時に必要です。
②スリッパ
・割れたガラスなどでの怪我の防止。
③ホイッスル
・建物などの下敷きになった時に
救助の目安になります。
④消化器
・使い方、置き場所の確認。
(3)非常時持ち出し品の準備
①飲料水
一人分=1日3リットルを3日分が
目安です。
②食料品
・ビスケット、チョコレート、乾パン、
缶詰、カップ麺など、
長期保存ができ、調理不要の物。
③貴重品
・現金、通帳、印鑑、保険証など
④薬品類
・常備薬、絆創膏、消毒液、包帯、
お薬手帳など。
⑤その他
・カセットコンロ、懐中電灯、毛布、
タオル、ラジオ、
衣類、下着、軍手、洗面用具など。
(4)安否の確認方法の共有
災害発生時には、
携帯電話がつながりにくくなり、
家族の状況がわからずに不安になります。
そんな時には、局番なしの「171」に
電話をかけると
安否の録音、再生ができる
「災害用伝言ダイヤル・総務省HPへ」
があります。
また、携帯電話の
インターネットサービスを利用して、
自分の状況を文字情報として登録できる
「災害用伝言板・総務省HPへ」
があります。
登録された伝言は、
携帯電話やパソコンで検索できます。
これらのサービスは
①防災週間(8月30日~9月5日)
②毎月1日と15日
③1月1日~1月3日
④防災とボランティア週間(1月15日~21日)
に体験できます。
ぜひ体験してみて下さい。
5、避難について
(1)避難場所
災害に備えて、
自宅や職場の近くの緊急指定避難場所、
緊急指定避難所を確認しましょう。
特に職場の近くは、
わからない場合が多いので
注意しましょう。
また、
避難場所についての説明は
以下の通りです。
①指定緊急避難場所
災害による危険が押し迫っている状況で
生命の安全を確保することを目的として
緊急に避難する時の避難先のことです。
指定緊急避難場所は、
地震、高潮、津波、洪水、土砂災害
などの種類ごとに指定されています。
②指定緊急避難所
災害の危険性がなくなった後に、
自宅が被災された人や、
災害により帰宅が困難となった人が
一時的に滞在することを目的とした
施設です。
③テント村
被災した人が一時的に大量に発生し
避難所が「密」になった時に
設置する場合があります。
(2)避難経路
①屋内の場合
屋内施設の場合は、避難誘導灯、
非常灯,非常階段、避難経路などが
設置されている所が多いので
その指示に従いましょう。
②屋外の場合
災害発生時には、
火災や建物の崩壊、事故なので
道路が通れなくなる可能性があります。
あらかじめ避難場所までの
ルートを2つ以上決めておきましょう。
(3)参考
*防災情報・内閣府HP
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6、おわりに
災害はいつ発生するかわかりません。
「自分は災害が発生しても大丈夫」
という考えをは命取りになります。
「防災の日」を機に、
今一度「防災」について考え
万全な「防災対策」をしましょう。
「備えあれば憂いなし」
を実践しましょう。
最後までお読みいただき有難うございます。
参考書籍:PHP研究所発行
知れば納得!暮らしを楽しむ12ヶ月のしきたり
参考資料:ウィキペディア・政府広報オンライン
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