長嶋茂雄の名言【メークドラマ】を話題のタネに!

最終更新日 2023年6月11日







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1、はじめに



【長嶋茂雄】の監督時代には、
和製英語、日本語の造語などの
言葉が次々と発信されて来ました。


そのため、ユニークな言葉が多いのですが、
中には「なるほど」
と思う言葉があります。 


その中で「メークドラマ」は、
1995年(平成7年)に発信された
【長嶋茂雄】の造語ですが、
1996年(平成8年)には
「新語・流行語大賞」の年間大賞に輝くほど、
日本中に浸透しました。


その後、

「メークミラクル」

「メークレジェンド」

「メークヒストリー」

「リメイクドラマ」

などの造語が発信されました。



長嶋・「メークドラマ」は、
1995年(平成7年)に発信された
【長嶋茂雄】の造語
「メークドラマ」は、
1995年(平成7年)に発信された
【長嶋茂雄】の造語

2、「メークドラマ」の誕生


1994年(平成6年)
伝説の「国民的行事」10.8ナゴヤ決戦で
劇的な優勝をした「読売巨人軍」は、
1995年(平成7年)のシーズン前に
さらなるチーム強化のために
「大型補強」をしました。


①FA(フリーエージェント)で
ヤクルトスワローズの
主砲・広沢克己


②FAで広島東洋カープの
エース・川口和久


③近鉄バファローズ
(現楽天ゴールデンイーグルス)の
エース・阿波野秀幸


④ヤクルトスワローズの
主砲・ジャック・ハウエル


⑤メジャーのミネソタ・ツインズの
シェーン・マック


そうそうたるメンバーが入団し、
「優勝間違いなし」という状況で
開幕しました。




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開幕3連戦の相手はヤクルトでした。




開幕戦はエース・斎藤雅樹の好投で
勝ちましたが、
2,3戦はヤクルトに敗れ、
スタートダッシュができず、
逆にヤクルトが波に乗る
結果となりました。


その後はなかなか波に乗れず、
5月には桑田真澄が、
けがのため1軍を離れるなど、
戦力が整わず3位で推移します。


7月には4位に落ち込みました。
この頃に「メークドラマ」という言葉が
誕生しました。


「メークドラマ」は、
選手達のやる気を起こし、
チームが一丸となり、
「大逆転・優勝」を目指すために
言った言葉です。
(7月終了時点で、
首位・ヤクルトと8.5ゲーム差)


8月に入るとさらにゲーム差が広がり、
9月9日にヤクルトのテリー・ブロスに
ノーヒットノーランをされ、
9月30日に再びブロスに完封負けし、
屈辱の目の前での
「胴上げ」になりました。


さらにそれに輪をかけるように、
ヤクルトの監督・野村克也から
「メークドラマ」メーク
「MAKE(まけ)」と読み、
「まけドラマ」と言われました。






メークドラマの完結
メークドラマの完結

3、「メークドラマ」の完結


1996年の巨人は、
外国人投手を積極的に補強し、
シーズンに臨みました。


スタートダッシュに失敗し、
4月は5位に終わりました。


なかなか首位になれず苦戦が続き、
一時期、首位とのゲーム差が
11.5ゲームまで広がりました。


転機になったのが、
7月9日の円山球場での広島戦でした。


2回にツーアウト、ランナー無しから
9連続安打で7点を入れました。


この試合から巨人に勢いが出ました。


8月にはついに首位に立ち、
そのまま首位に立ち続け
運命の10月6日を迎えます。


ナゴヤ球場での
「中日ドラゴンズ対読売巨人軍」の26回戦
中日は、この試合までに
6連勝と波に乗り、
残り3試合を全て勝てば巨人に並び
「プレーオフ」
という状況でした。


2年前の「10.8決戦」の再来とも言われる
「大一番」になりました。


さらにナゴヤ球場での
プロ野球公式戦最終試合という舞台も
整いました。
(中日の本拠地が
1997年よりナゴヤドーム)


中日の選手もナゴヤ球場の最終戦は
「日本シリーズ」にしたいという
意気込みで戦いに挑みました。


メークドラマは
ナゴヤ球場最終戦
メークドラマは
ナゴヤ球場最終戦



試合は巨人が3本のホームランで
5点を上げ、
投手陣も2点に抑え、5-2で巨人が勝ち
優勝を決めここに
「メークドラマ」完結しました。


この試合で印象的だったのは、
巨人の川口が
「胴上げ投手」になったのですが、
FAで入団したのに、
けがなどで活躍できず、
後半戦になってチームの
役に立つことができたので
その思いが込み上げ号泣した事です。


一方、
中日の方も数々の名勝負があった
ナゴヤ球場の最終試合に勝ち、
プレーオフへの望みをつなげたい
という思いで試合に臨みましたが、
2年前同様に
プレッシャーに負け、
試合に負けました。


この試合は「ナゴヤ球場の最終試合」で
試合終了後のセレモニーで
中日監督・星野仙一が挨拶しました。


印象的だった言葉は、
「ジャイアンツファンの皆さん
おめでとう」


「ナゴヤ球場は世界一の球場だと
思っとります」です。


いかにも、星野仙一らしい言葉です。


また印象的なシーンは、
セレモニーの後
中日の監督、コーチ、選手が
グラウンドを1周している時
1塁側から「燃えよドラゴンズ」の
合唱が始まりました。


いつの間にか、レフト側を埋め尽くす
巨人ファンも一緒に
合唱し始めました。


さらに、レフト側のスタンドの
巨人ファンから
「星野コール」が起こり、
球場は最高潮になりました。


本当に、
感動的なセレモニーにまりました。


ナゴヤ球場で「日本シリーズ」は
できませんでしたが、
ここでも一つの
「メークドラマ」が完結しました。





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4、まとめ


【長嶋茂雄】の言葉には、
人を動かす力があります。


それは「長嶋マジック」
言われています。


この「メークドラマ」もその一つです。


【長嶋茂雄】
この「メークドラマ」を造語
と知りつつ使っていたそうです。


理由は
「ファンにとって親しめる言葉だから」
です。


結局
「選手、裏方、スタッフ、ファン、マスコミ」
「メークドラマ」に操られるように
「優勝」に向かって突き進みます。


そして「メークドラマ」が完結しました。





最後まで読んで頂きありがとうございます。

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