前立腺がんを宣告された【私が受けた検査と前立腺】について紹介

最終更新日 2023年12月22日

目次
1、はじめに
2、私が受けた検査
3、前立腺とは
4、前立腺肥大症とは
5、前立腺がんとは?
6、おわりに
7、関連記事

1、はじめに

2021年4月22日(木)
「前立腺がん」と宣告されました。

通院していた病院の泌尿器科の先生から
病室に入り座るや否や「これは、がん」だ!
と言われ頭が真っ白になりました。

すぐに気を取り直して、
先生の話を聞きました。

「血中PSA検査」(数値の上限が3ng/mL
に対して20.5ng/mL)と

ng:ナノグラム
1ng=10億分の1g


「CT検査の結果」(前立腺肥大)の結果か
判断されました。

次は「MRI検査」を行い、さらにはっきりしないようなら
「針生検」を行うという話になりました。

4月26日(月)に「MRI検査」をしました。
結果は、病院がゴールデンウイークの休みになるため
5月13日(木)に聞くことになりました。

この間は私もゴールデンウィークの休みで落ち着かず、
「前立腺がん」について調べていましたが、
暗くなる一方で「がんの転移」や「死」について
毎日考えていました。

運命の5月13日を迎えました。
この日は予約時間の30分前に
泌尿器科の診察室に着きました。

すでに患者さんが5名ほど待っていましたが、
その人たちよりも先に名前を呼ばれたので
「最悪」のことを考えましたが、
結果 は「両側辺縁域にPI-RADS 3が疑われます」
でした。
これは「がんの疑い」があるという意味です。

また「前立腺肥大」とも診察されましたが、
「前立腺」が人の2倍くらいあるとのことでした。

この結果「薬」での治療をすることになりましたが、
気持ちが晴れない日が続いています。

そこで、私と同じようにならないために
検査や「前立腺」ついて紹介します。

ぜひ参考にしてみて下さいね。




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2、私が受けた検査

(1)PSA血中検査とは:

PSAは前立腺特異抗原
Prostate Specific Antigen)の略で、
採血で行われ、血液中にある前立腺に
特異的なタンパク質である「PSA」
値を測定します。

「前立腺がん検診」で行われる
簡便な検査のなかで
もっとも精度が高い検査です。
 「PSA」の値が高くなるにつれ、
前立腺がんである可能性も高くなっていきますが、
年齢により基準値が設けられています。
基準値は
・50~64歳は3.0ng/mL以下
・65~69歳では3.5ng/mL以下
・70歳以上は4.0ng/mL以下です。

(2)CT検査とは:

コンピュータ断層撮影
Computed Tomography)の略です。

人体の輪切り画像をコンピュータによって
再構成する装置です。

近年の技術進歩により、
全身の撮影ができ撮影時間も短い上、
0.5ミリメートルの間隔で
断層画像を作成できるため、
ごく小さい病変も描出可能です。

造影剤を使用することにより、
腫瘍などの病変部位がわかりやすくなり、
腫瘍付近の血管走行や
栄養血管(身体の末梢組織に酸素と
栄養素を送り届ける血管のこと)
を把握することも可能です。

画像データから
任意断面像や血管像を作成し、
詳細な診断情報を提供しています。 

低線量でもノイズの少ない
逐次近似(ちくじきんじ)応用再構成を
採用することで、
高画質と被ばく線量低減を両立させ、
特に幼児や経過観察にて複数回CT撮影を
行う方への配慮も行っております。


(3)MRI検査とは:

磁気共鳴画像撮影法のことで、
Magnetic Resonance Imaging)
の略です。

大きなトンネル型の装置に強力な磁場を発生させて、
ある周波数の電波を照射すると、
体の中の水素原子が移動します。

一定時間経ってから照射を止めると、
体内の水や脂肪など、
電波によって移動していた組織が
元の位置に戻ろうとします。
この時の、細胞組織の動きを画像として取得し、
その画像から異常を発見するのが
MRI検査です。

現在、前立腺がんの存在を診断するために
もっとも優れた画像検査がMRIです。

近年、MRI検査の進歩に伴い、
前立腺がんの有無だけでなく、がんの位置、
大きさ、悪性度などがある程度の確率で
予測することが可能になりました。
MRI画像の結果からがんの可能性を
5段階予測する
「PIRADS-score(パイラッズ-スコア)」が
ヨーロッパを中心に提唱され、
日本でも広く用いられるようになり、
がんの可能性を客観的に評価が
できるようになりました。
評価は、
1点:がんの可能性が極めて低い 
2点:がんの可能性が低い 
3点:どちらとも言えない 
4点:がんの可能性が高い 
5点:がんの可能性が極めて高い

最近はPIRADS-scoreをもとにして
前立腺生検をするかしないか決める
施設が増えてきています。

3、前立腺とは

(1)どんな臓器か

①膀胱の下、尿道を取り巻く位置にあります。

②大きさは栗くらいで、
重さは15~20gです。

③前立腺内部を尿道と2本の射精管が
通っています。

④前立腺は筋肉と「前立腺液」つくる
小さい腺、細い血管などで出来ていて、
外側はしっかりした「前立腺被膜」で
覆われています。

(2)前立腺の働き

①排尿と生殖に深く関わっています。

②尿漏れを防ぐ役割をしています。

③排尿をスムーズにする働きがあります。

④前立腺は前立腺液をつくり分泌します。

⑤前立腺液は精液の液体部分の約20%で、
精子を保護し、栄養を与える役目があります。





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4、前立腺肥大症とは

(1)どのような病気なのか

①前立腺で起こる病気の中で最も多く
発生します。

②加齢とともに避けられない病気です。

③大きくなった前立腺が、
尿道や膀胱を圧迫し、
様々な排尿障害を起こします。

④前立腺が肥大するのは、
細胞が増えるからです。

⑤加齢や高カロリーの食事が関わっている
という見方もあります。

(2)どのような症状なのか

①頻尿

②排尿困難

③残尿感

④尿失禁

(3)前立腺肥大症診断のための評価基準

①国際前立腺肥大症状スコア(IPSS)

②QOL(クオリティ・オブ・ライフ)
生活の質のチェックシート
を紹介します。

お試しいただき、治療、予防に役立てて下さい。

チェックシート (kissei.co.jp)
=キッセイ薬品HPより引用しました。

5、前立腺がんとは?

(1)どのようながんなのか

①加齢とともに前立腺にできる
悪性の腫瘍です。

②食生活の欧米化が原因の一つではないかと
考えられています。
・高脂質食
・高たんぱく食
・乳製品のとりすぎ
などが関係しているという報告が多くあるます。

③死亡率は高くなく、前立腺肥大症から
移行する心配をしなくても大丈夫です。

④進行すると転移はしますが、
一般的に進行が遅いため、
治療についてじっくり考えることが、
できる場合が多くなっています。

(2)がんができやすい部位

①辺縁領域に多く発生します。

②進行すると、リンパ節と骨に
転移しやすいとされています。

(3)自覚症状

①がんが発生しやすい辺縁領域は
尿道から離れているので、
目安となる排尿障害もなかなか
起こらず、
病気の進行を見逃すこともあります。

②がんが進行すると、
頻尿、排尿困難などの症状が起こり、
まれに、血尿が出ることもあります。

③さらに進むと転移します。
前立腺がんの場合は、
骨やリンパ節に多く転移します。

(4)転移したときの症状

①骨への転移は、脊椎、骨盤が多くみられます。

②腰痛や足のしびれを感じることもあり、
整形外科に行ってがんとわかるケースもあります。

6、おわりに

いかがでしたか?
「前立腺がん」の検査の中で
私が受けた検査と前立腺について
紹介しました。

私は「薬」で様子を見ることになりましたが、
日々暗く、複雑な気持ちで過ごしています。

私のようになって欲しくありませんので、、
今後も色々と紹介していきます。
ぜひ参考にしてみて下さいね。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

参考書籍:株式会社世界文化社発行
ゼロからわかる前立腺肥大症 前立腺がん

7、関連記事

(1)神社関係

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こちらからどうぞ)


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