お中元の【由来・贈り物・マナー】の紹介

最終更新日 2024年6月17日


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1、はじめに


常日頃の感謝の気持ちと
夏のあいさつとして贈る
【お中元】


7月に入ると贈るイメージが強いのですが、
実は地域によって贈る時期が違います。


地域と贈る時期は次のようになります。





同じ日本でもこのように
地域によって違うので
自分の住んでいる地域以外に
贈る場合は注意が必要です。

もし、
うっかりしていて
【お中元】を贈る時期が
過ぎてしまった場合は
「暑中見舞い・残暑見舞い」として
贈ります。


このように
【お中元】について知っているようで
知らないこともあるのでは
ないでしょうか。


そこで【お中元】について紹介します。


【お中元】を贈る時にぜひ役立てて下さい。


2、お中元の由来


【お中元】とは
古代中国の宗教である「道教」
教えにある「三元節」
一つになります。





この中で特に【中元】
贖罪(しょくざい)」の日として
罪滅ぼしのために、
庭で火をたく風習がありました。


この風習が日本に伝わりました。


時期が「お盆」と重なるので
先祖の供養や夏のお見舞いの意味で
物品を贈る風習ができました。


それが現在のように、
親類、知人、お世話になった人に
贈る【お中元】となりました。


「三元節」【中元】以外で
「上元」は旧暦の1月15日に
行われる行事です。


中国では色とりどりの灯篭を
灯すお祭りが行われます。


日本では、
長崎県の福済寺(ふくさいじ)
行われています。


これは、
福済寺の本堂に灯した唐ろうそくを
参詣人が持参した
日本ろうそくに取り替えて帰り
病人の枕元で灯すと病気が治ると
いわれる行事です。


また「下元」
旧暦の10月15日に行われる行事です。


中国では先祖の霊を祀る行事でしたが、
時代を経て「物忌み」を行い「災難」
ないように祈る日になりました。


日本では「下元」の行事はありませんが
この日の前後には「下元」
「収穫祭」が結び付いた行事が
各地で行われています。







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3、お中元の贈り物


【お中元】に贈る品物は、
かつては「先祖への供え物」
という意味合いが強かったので




また、新盆(にいぼん)の家には
提灯や線香を贈るしきたりでした。


現在では、
種類、食品、ご当地グルメなど
多種多様になっていますが、
その中でも昔も今も定番なのが
「そうめん」です。


「そうめん」を贈る風習は
江戸時代に始まりました。


江戸時代の「そうめん」は高級品で
なかなか手が届くような物では
ありませんでした。


そのような高級品を贈るという事は
感謝の気持ちが強いことの表れでした。


また、
現在でも「そうめん」
定番になっているのは

「そうめんのように細く長く
お付き合いがしたい」

「夏の暑い時期に食べやすい」


という理由があります。


【お中元】の贈り物の金額は
3000円~5000円が一般的だと
言われています。


10000円以上の高額な物を
贈る場合もありますが、
あまり高額だと相手に余計な気遣いを
させてしまうこともあります。

上から見た缶飲料
上から見た缶飲料


4、お中元のマナー


【お中元】をただ贈るだけでは、
相手にとって失礼になったり、
迷惑をかける結果になりますので
「マナー」に注意して贈りたいものです。

プレゼント箱
プレゼント箱

5、おわりに


私も毎年【お中元】を贈っていますが、
毎年「何を贈れば良いか」
迷ってしまいます。


最終的には「感謝の気持ち」
表す物として毎年同じ物に落ち着きます。


やはり【お中元】の原点は
「感謝の気持ち」を伝える事です。


そのためには【お中元】
「マナー」
守り贈ることが大事になります。


その上で相手に迷惑をかけたり、
失礼のないようにして、
「相手との良い関係」
続けていけるようにしたいものです。




最後までお読みいただき有難うございます。



参考書籍:PHP研究所発行
知れば納得!暮らしを楽しむ12ヶ月のしきたり










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