【お釈迦様の誕生日・花祭り】の由来や意味、日本で眠る遺骨も紹介!

最終更新日 2024年3月7日



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1、はじめに


毎年4月8日は【お釈迦様】の誕生日を祝う
【花祭り】です。


【お釈迦様】の母、
摩耶夫人は白象が体内に入る夢を見て
懐妊したと言われます。


【お釈迦様】の誕生日は、
正式には「灌仏会(かんぶつえ)」または
「仏生会(ぶっしょうえ)」と言います。


この日は全国のお寺で、
小さなお堂を作り(花御堂・はなみどう)
花で飾り「甘茶」を入れた水盤の真ん中に
【お釈迦様の像(誕生仏)】を置きます。


お寺にお参りにきた人は、
ひしゃくで「甘茶」をすくって【お釈迦様の像】
かける風習があります。


では何故このようなことをするのか?
【花祭り】の由来や意味を紹介します。


話題のタネにして下さい。


ひしゃくで「甘茶」をすくって【お釈迦様の像】に
かける風習があります
ひしゃくで「甘茶」をすくって【お釈迦様の像】
かける風習があります


2、花祭りの由来


【灌仏会】は、母親の右わき腹から生まれた
【お釈迦様】が生まれてすぐに七歩歩いて、
右手で天を、左手で地面を指して
「天上天下唯我独尊」と唱えた故事に
由来しています。


この故事に由来する【灌仏会】は、
606年推古天皇(554年~628年)の時に、
奈良の元興寺で行われたのが最初と
言われています。


花御堂【お釈迦様】が生まれた花が咲き乱れる
ルンビニーの花園を模したものです。


しかし【花祭り】ルンビニーの花園が由来ではなく、
明治時代の終わり頃にヨーロッパから伝えられた
春を祝う【花祭り】に由来していると言われています。

3、花祭りの意味


【花祭り】には【お釈迦様の像】
「甘茶」かけて、
「甘茶」を飲む風習があります。


「甘茶」をかけるのは
【お釈迦様】が生まれる瞬間に、
誕生を喜んだ龍神が
天から清らかな水を吐き注ぎ、
【お釈迦様】の体を清めたという
伝説に基づく風習です。


「甘茶」を飲むのは
「無病息災」を祈るものです。




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4、甘茶について


(1)甘茶とは


厳密にはお茶ではなく、
アマチャという
日本の中部山地にまれに自生する
ユキノシタ科の落葉性の低木で、
葉を生薬
として用います。


ヤマアジサイの甘味変種で、
ヤマアジサイの甘味のある成分の変異株が
民間で発見されたものとされています。


歴史はまだ新しく、
江戸時代あたりから民間薬として
利用され始めました。



(2)甘茶の言い伝え


参拝後に甘茶を竹筒に入れて
持ち帰る風習があり

①これを飲むと体が丈夫になると
言われています。

②硯に入れて墨をすり書道をすると、
字がうまくなると言われています。

③甘茶を入れてすった墨で、
「千早振る卯月八日は吉日よ、
神さけ虫を成敗するぞ」
と書き、
扉にさかさまにして貼ると虫除けにになる
と言われています。


花祭りはお釈迦様の誕生日
花祭りはお釈迦様の誕生日


5、お釈迦様の遺骨が日本に



なんと!
「お釈迦様の遺骨が日本にあります」
それは
愛知県名古屋市千種区にある
「覚王山日泰寺(かくおうざんにったいじ)」です。


「覚王山日泰寺」は、タイ王国から贈られた
「お釈迦様の遺骨」を安置するために
建てられました



「覚王」は「お釈迦様」の別名
「日泰」は「日本とタイ王国」を
表しています。


境内には「お釈迦様の遺骨」を日本に贈った
ラーマ5世の像があります。


在日タイ王国大使は「お釈迦様の誕生日」
参拝する習わしになっています。


また在日タイ人も参拝に訪れています。



覚王山日泰寺HP:https://www.nittaiji.or.jp/


6、おわりに


【花祭り】の紹介をしました。


聞きなれない行事ですが、
仏教系の幼稚園などでは、
特に大事にしている行事だと
言われています。


でも、
この日は宗教に関係なく「無病息災」
願いたいものです。





最後まで読んで頂き有難うございます。


参考書籍①:株式会社神宮館発行
暮らしのしきたり12ヶ月・
うつくしい日本の歳時と年中行事


参考書籍②:株式会社PHP研究所発行
面白くためになる!日本のしきたり・
意外な由来から正しい作法まで


参考書籍③:株式会社マイナビ出版発行
季節の行事と日本のしきたり事典 







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