十三参りとは?【意味や有名なお寺を紹介】ぜひ知恵を授かって!

最終更新日 2023年4月6日




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1、はじめに


【十三参り】は、
旧暦の3月13日に数え年で
13歳になった子供が、
「虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)」
を祀る寺に参拝し、
福徳や知恵を授かる行事です。


現在では「月遅れ」
4月13日に行われる所が
多くなっています。


虚空蔵とは:
無限の空間に無限の知恵と温かい心が
収まっている蔵(貯蔵庫)を意味し、
人々の願いを叶えるために蔵から取り出して
知恵や記憶力、知識を
与えてくれるとされています。

ご利益:
学力向上、記憶力向上、頭の回転が良くなる、
商売繁盛、スキルアップなど




数えの13歳は女の子にとって最初の厄年
数えの13歳は女の子にとって最初の厄年

2、十三参りの意味


13歳という年齢は古来より、「干支」が一巡する
人生の大切な節目とされ、
成人としての儀式が行われる時期でした。


そのため【十三参り】に13歳の子供が
「虚空蔵菩薩」にお参りに行き、
無事に成長できたお礼と、
これから先の心身の成長をお願いし、
自分の好きな漢字一字を筆で書いたものを
お供えし、祈祷してもらい
十三品のお菓子をもらう風習が定着しました。


また、数えの13歳は女の子にとって最初の厄年になり
厄払いとしても大切な行事でした。


このようなことが「虚空蔵菩薩」
縁日(13日)と結びつき、
【十三参り】の風習となったと言われています。

京都・法輪寺の言い伝え:
「嵯峨の虚空蔵さん」として【十三参り】で
有名な「京都・法輪寺」は毎年多くの人で賑わいます。

法輪寺には、お寺の前にある
「渡月橋(とげつきょう)」をお参り後

渡り終わる前に振り返ると
せっかく授かった福徳や知恵を
「虚空蔵菩薩」に返してしまうという
言い伝えがあります。

このことから、約束は守るという
成人としての自覚を促す意味合いもあります。


この日初めて
「本裁ち(ほんだち)・大人用の裁断)」の
着物を着ます。


お参りがすむまでは
「肩上げ
(肩の部分を縫い合わせ袖の長さを調節)」を
しておきます。


お参りがすんだら、「肩上げ」を取り、
晴れて大人の証となります。




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3十三参りで有名なお寺


【十三参り】で有名なお寺を
以下に紹介します。
ぜひ参考にして下さい。



(1)京都・法輪寺

ホームページ:https://www.kokuzohourinji.com/



(2)奈良・弘仁寺

ホームページ:http://www.kouninji.org/



(3)大阪・太平寺

ホームページ:http://www.taiheiji.com/



(4)愛知・興正寺

ホームページ:https://www.koushoji.or.jp/



(5)岐阜・醍醐寺

ホームページ:https://www.daigoji-temple.jp/



(6)神奈川県・正覚寺

ホームページ:http://www11.plala.or.jp/shogakuji/



(7)東京・浅草寺

ホームページ:https://www.senso-ji.jp/



(8)茨城・虚空蔵堂

ホームページ:https://www.taraku.or.jp/



(9)福島・圓臧寺

ホームページ(観光):
https://www.tif.ne.jp/jp/spot/spot_disp.php?id=2224



(10)宮城・大満寺

ホームページ:http://daimanji.or.jp/



(11)岡山・ 萬福寺

ホームページ:https://kokuuzou.jp/





京都法輪寺の狛虎
京都法輪寺の狛虎




4、おわりに

【十三参り】
関西地方で古くから子供の節目の
大切な行事として行われてきています。


現在では、全国で行われていますが、
馴染みのない方も多いかと思います。


お子様が福徳や知恵を授かるように
行ってみてはいかがでしょうか。



最後まで読んで頂き有難うございます。


参考書籍①:株式会社神宮館発行
暮らしのしきたり12ヶ月・
うつくしい日本の歳時と年中行事


参考書籍②:株式会社マイナビ出版発行
季節の行事と日本のしきたり事典




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