最終更新日 2024年6月5日
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1、はじめに
【小暑(しょうしょ)】は
「二十四節気」の一つで、
「夏至」から数えて15日目頃になり、
毎年7月7日頃にあたります。
例年「梅雨」が明ける頃で、
次第に暑さが厳しくなっていきます。
ちょうどこの時期には「七夕」があり
陰が薄いのですが、
夏のレジャーを前にして「ウキウキ」
する時期です。
このような【小暑】について紹介します。
ぜひ「話題のタネ」にして下さいね。
![イロハモミジ](https://sirotaka.com/wp-content/uploads/2023/07/803f10ceecf48cd601d321d0c65b2911.jpeg)
2、小暑の意味
(1)【小暑】には、文字の通りに
暑さが徐々に増していく
という意味があります。
(2)梅雨明けと共に、
日差しがが徐々に強くなり、
気温もそれに伴って上がる時期で、
蓮の花が咲き始める頃です。
(3)梅雨明けのこの時期は、
しばしば集中豪雨に見舞われます。
災害に対する備えも
しっかりしたいものです。
(4)この先の本格的な暑さに負けないように
しっかり食べて、
体力をつける時期でもあります。
(5)「暑中見舞い」を出す準備を
始める頃です。
3、小暑の3つの候
【小暑】は7月7日頃ですが、
次の節気の「大暑」までの約15日間を
表す場合もあります。
この約15日間を
約5日ごとに三つの候(こう・時期)に分け
気象や動植物の変化を短い言葉で表したものを
七十二候と言います。
三つの候は
①初候(しょこう)
②次候(じこう)
③末候(まっこう)
になります。
また、変化を表す言葉は
中国伝来のものもありますが、
伝来後に日本風に
変化したものもあります。
【小暑】の三つの候は以下になります。
①初候:7月7日頃~11日頃
この時期を表す言葉:
温風至(あつかぜいたる)
![温風イメージ](https://sirotaka.com/wp-content/uploads/2022/09/温風.jpeg)
意味:温風は梅雨明けの頃に吹く
南風のことです。
熱い風が吹き始め、日に日に暑さが
増す頃です。
②次候:7月12日頃~16日頃
この時期を表す言葉:
蓮始開(はすはじめてひらく)
![蓮](https://sirotaka.com/wp-content/uploads/2022/06/蓮.jpeg)
意味:水底から茎をのばし、
水面に葉を伸ばし、
蓮のつぼみが開き、
花を咲かす頃です。
天上の花に例えられる
清らかで美しい蓮は、
花が咲いてから4日位で
散ってしまいます。
③末候:7月17日頃~21日頃
この時期を表す言葉:
鷹乃学習(たかすなわちわざをなす)
![鷹](https://sirotaka.com/wp-content/uploads/2022/06/鷹.jpeg)
意味:鷹の雛が巣立ちの
準備を始める頃です。
鷹の子は、
親鳥から一人立ちできるように
飛び方や獲物の獲り方を学びます。
4、小暑の頃に注意すること
本格的に暑くなる時期なので、
熱中症に注意しましょう。
普通に歩いていただけなのに
熱中症になってしまうという
場合がかなり多くあります。
日中、外出する時は「頭を守る」ことが
必要なので、必ず帽子をかぶって
極力「直射日光」を避けましょう。
熱中症は汗と一緒にナトリウムが蒸発
してしまうため
熱痙攣をおこしやすくなります。
そこで水やお茶を持って外出するときは、
0.1~0.2%の塩を入れるといいと
言われています。
![小暑の頃の海岸](https://sirotaka.com/wp-content/uploads/2023/07/809f9e9650de465ff3ea720ac7514f88.jpeg)
5、おわりに
【小暑】について紹介しましたが、
いかがでしたか?
【小暑】の頃は、
夏のレジャーが始まる時期ですが、
健康管理と事故にはくれぐれも
注意して、
記憶に残る楽しい思い出を作って下さい。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
参考資料①:株式会社神宮館発行
暮らしのしきたり12ヶ月
うつくしい日本の歳時と年中行事
参考資料②:株式会社講談社発行
図解 日本人なら知っておきたい
しきたり大全
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